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はらぺこ魔王さまのお食事係!【完結】
第10章 【第十話】睡眠姦
 結局、セラフィーナはルードヴィグに何度もナカに出されたが、それにもかかわらず、すやすやと眠り続け、朝になってようやく目覚めた。

「ん、ルード?」

 セラフィーナが目を覚ましたとき、ルードヴィグはゆるりと腰を振っていた。

「起きたか、セラ」
「ん」

 ルードヴィグとの距離が近いことでセラフィーナは驚いたが、それよりも体内の違和感が気になった。

「セラのナカは気持ちがいいな」
「ルード?」
「セラ、すまない。寝ているのに襲ってしまった」
「ん?」

 寝起きの頭では、ルードヴィグの言葉の意味が理解できない。いや、この場合はそういう状況ではなく、はっきり起きていたとしても、とっさには分からないだろう。

「あの、ルード。つかぬことをおうかがいしますが」
「なんだ」
「もしかしなくても」
「あぁ」

 ルードヴィグは返事をすると、セラフィーナの胸を揉み始めた。

「ぁんっ、ルード!」
「やはりセラは胸を揉むとナカが締まるな」

 寝ているときの無反応がやはり淋しかったルードヴィグは、セラフィーナの声に全身が熱くなる。

「セラのおかげで魔力もほぼ回復した」
「私、きちんとお仕事できた?」
「あぁ。立派だ」

 朝になっていたが、薄暗い部屋のせいであまり顔は見えないけれど、ルードヴィグにはセラフィーナの笑顔がはっきりと分かった。

「だから、お礼をしなくてはな」
「お礼?」
「気持ち良くなれ」

 ルードヴィグはセラフィーナの胸を揉み、キスの雨を降らしていく。
 セラフィーナは突然の甘い嵐にどうすればいいのか分からない。ただ、翻弄され続けた。

「セラ、気持ちいいか?」
「ん」

 胸を全体的に揉みながら、いたずらに頂に触れていく。そうかと思えば、頂を吸われ、転がされ、甘い声をあげて啼くことしかできない。

「ぁ、ん、ルード」
「どうした?」
「気持ち良すぎておかしくなる」
「なればいい。俺はもう、すでにおかしくなっている」

 ルードヴィグの唇はセラフィーナの肌をなぞった。そして時々吸い付き、赤い花を咲かせた。

「ぁぁん、ルードぉ。それ、気持ちいいの」
「セラは俺のものだって、印をつけておかないとな」
「んっ」
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