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第1章 ナンパ犬太郎傑作選1-1『変態「プロ腐女子」観察日記 前編』

っていうか…何なんだあのオッパイは…ちょっと、あまりにもデカ過ぎないか…？？
巨乳っぷりを例える時「メロン」とか「スイカ」とか「ロケット」って描写が良くあるけど…
あ、あれはもう、そんな…それ以上の、何て言うか…まるで、超…「超デカい巨大ロケット」だよ…！（←ボキャブラリー不足）

私は当初の目的をすっかり忘れ…
あまりにオトコの劣情を掻き立てるインパクトを持つ女性の、顔からカラダまでを、舐めるように観察し始めてしまっていた…。
…女性はヌードポーズ集を見つめながら平静を装っているが、その眼はどこか潤み…唇は恍惚として開き…
そんな様子からも、少々変わった嗜好の持ち主だという事が伺えた。
しかし、「ヌードポーズ写真集」を見るという目的を思い出した私は気を取り直し、引き続き本棚を探すがどうやら彼女が読んでいる一冊しかヌードポーズ集は無いようで…
変質者っぽくはあるが彼女の背後に回り、後ろからチラチラとヌードポーズ集を盗み見する事にした…。

女性が開いていたページには、全裸でY字バランスを取ったり上半身を大きくねじったり、あぐらをかいて座る女性の白黒写真が載っていた。
…ふーん、これはモデルさんだからココまでカラダが柔らかいのであって、ごく普通のOLでは到底無理だな…
『痴漢大戦、愛と凌辱の快速特急』に登場する女性達はみな、凡庸なOLばかりなのでそこまでカラダは柔らかくはない…
しかしそもそもフィクションだし、そこまでアクロバティックな痴漢行為を描写するつもりもないし、読者さんが想像の付く体勢であれば構わないか…。

と…早くも一応の解決に辿り着き、気が済んでしまった私は…
引き続き女性の耳や首筋から横顔にかけてのみずみずしい肌の質感を舐めるように眺め、その流れで爆発的に膨らんだ乳房の谷間へと…順々に熱い視線を送ってしまっていた…。