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ナンパ犬太郎傑作選
第1章 ナンパ犬太郎傑作選1-1『変態「プロ腐女子」観察日記 前編』
「さ、最終兵器…って意味で」
「もしかして、その巨大なオッパイと幼い顔付きで…?」
「は、はい…『お前は存在そのものが、アダルトコンテンツだ…!』とかって…」
「な、な、なるほどね~、わかるわかる…」
「ええ?そうなんですか?やっぱり…」
「うん、でも…そもそも君に声かけたのは顔やオッパイ以上に…何してる子なんだろうって思ってね…」
「あ、あたし実はですね…」
彼女の名前は優(ゆう)。20歳の女子大生だ。
優は官能小説やBL好きが昂じて、学生ながら自らスポンサーを募り、同人書籍の販売イベントやコスプレイベントを主催する、いわば『プロ腐女子』なのだそうだ。
そんな彼女もそもそもは…
「前は自分でBL小説とか書いてて、作家目指してたんです…」
「そうなんだ、今は書いてないの?」
「うーん…色んな人の作品見る度に自信喪失しちゃったのと…自分で書くよりも作品を扱う方に興味が出たのがあって…」
「それで、イベント主催とかして…」
「そうなんです!いずれは出版社に就職して、ゆくゆくは自分の出版社作りたいって野望があって…」
「へぇ、しっかりしてるなぁ!」
「あっ、そうだ…!あたし…ネタ探しに来てたんでした、どうしよう…」
「ネタ…探し?ヌードポーズ写真集で?」
「うーん…それもあるんですけど」
優の主催する同人イベントには、何人ものフリー作家が参加している。
それゆえ優のもとには、作家からイベントまでに原稿が間に合わなかったり作業が進まなかったりと、いわゆる『泣き』の連絡が入る…
そこで編集者志望の彼女はイベントの成功も含め、作家のために自ら構想のネタを探して提供する事もあるのだそうだ。
「そうなんだ…まぁ、ネタ探しって大変だよね…」
「あ…!お兄さんは何か絵とかイラスト…?とか書いてる人なんですか?」
「僕も実は、官能小説とか書いてて…」
「わぁっ…ホントですか~?」
彼女は『官能小説』というフレーズを聞くと仲間意識からか目を潤ませ、あからさまにパァッ…と生き生きした表情へと変わった。
「もしかして、その巨大なオッパイと幼い顔付きで…?」
「は、はい…『お前は存在そのものが、アダルトコンテンツだ…!』とかって…」
「な、な、なるほどね~、わかるわかる…」
「ええ?そうなんですか?やっぱり…」
「うん、でも…そもそも君に声かけたのは顔やオッパイ以上に…何してる子なんだろうって思ってね…」
「あ、あたし実はですね…」
彼女の名前は優(ゆう)。20歳の女子大生だ。
優は官能小説やBL好きが昂じて、学生ながら自らスポンサーを募り、同人書籍の販売イベントやコスプレイベントを主催する、いわば『プロ腐女子』なのだそうだ。
そんな彼女もそもそもは…
「前は自分でBL小説とか書いてて、作家目指してたんです…」
「そうなんだ、今は書いてないの?」
「うーん…色んな人の作品見る度に自信喪失しちゃったのと…自分で書くよりも作品を扱う方に興味が出たのがあって…」
「それで、イベント主催とかして…」
「そうなんです!いずれは出版社に就職して、ゆくゆくは自分の出版社作りたいって野望があって…」
「へぇ、しっかりしてるなぁ!」
「あっ、そうだ…!あたし…ネタ探しに来てたんでした、どうしよう…」
「ネタ…探し?ヌードポーズ写真集で?」
「うーん…それもあるんですけど」
優の主催する同人イベントには、何人ものフリー作家が参加している。
それゆえ優のもとには、作家からイベントまでに原稿が間に合わなかったり作業が進まなかったりと、いわゆる『泣き』の連絡が入る…
そこで編集者志望の彼女はイベントの成功も含め、作家のために自ら構想のネタを探して提供する事もあるのだそうだ。
「そうなんだ…まぁ、ネタ探しって大変だよね…」
「あ…!お兄さんは何か絵とかイラスト…?とか書いてる人なんですか?」
「僕も実は、官能小説とか書いてて…」
「わぁっ…ホントですか~?」
彼女は『官能小説』というフレーズを聞くと仲間意識からか目を潤ませ、あからさまにパァッ…と生き生きした表情へと変わった。