この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
ナンパ犬太郎傑作選
第1章 ナンパ犬太郎傑作選1-1『変態「プロ腐女子」観察日記 前編』
「じゃあ、お兄さんもヌードポーズ写真集でネタ探しだったんですか…?」
「うん、ちょっとした体位とかその他のリサーチでね…」
「そういう事だったのかぁ…」
「あの…優ちゃんのネタ探しになるかは分からないけど…良かったら飲みに行って色々話さない?」
「えっ、いいんですか…?官能小説家にナンパされて飲みに行くのも、ストーリーの取っ掛かりになりそうだし…」
「うん…で、結局僕と優ちゃんがエロい事になっちゃったりしてね…なぁんて…」
「あはは…!それはそれで、面白いかもですね!」
…えっ?
ネタ探し目的とはいえ、あっさり「面白いですよね!」って…
いいのか…?思いっきり期待しちゃうんだけどなぁ…
しかしその時の私は、優のネタ集めが…
自らが登場人物となって渦中に入るのが前提のネタ集めだったとは、全く気が付いていなかったのだった…。
私と優は、そんな流れで居酒屋へと向かった。
画材屋のあったゴミゴミした駅前商店街から外れ、少し落ち着いた旧街道沿いの居酒屋へと向かった。
「へぇ…こんな所に居酒屋あったんですね」
「うん…前にキャッチに連れられて来たら、結構美味しくって」
何故この居酒屋を選んだかと言うと、この店は全席完全個室であり…
エロティックな会話を人目を気にする事なく出来るし、もしもの場合にも…何かと好都合だったからだ…。
「じゃ、乾杯!」
「はい…乾杯です」
私と優は早速個室に収まり、ビールとグレープフルーツサワーで乾杯した。
「実は…ちょっと前に彼女に振られちゃってね…」
「えー、そうなんですか?どうして?」
「どうしても職業病なのか、セックスの最中に冷静に相手のカラダを隅から隅まで観察しちゃったり、この子と違うシチュエーションで出会ってセックスしてたら…とか、色々と細かく妄想しちゃってね…」
「へぇ…ん、うん…うん…」
優は私のそんな話を心なしか目を潤ませ、時おり唇を舐めながら官能小説でも読んでいるかのように徐々に身を乗り出し、あからさまに興奮気味で聞いていた。
「うん、ちょっとした体位とかその他のリサーチでね…」
「そういう事だったのかぁ…」
「あの…優ちゃんのネタ探しになるかは分からないけど…良かったら飲みに行って色々話さない?」
「えっ、いいんですか…?官能小説家にナンパされて飲みに行くのも、ストーリーの取っ掛かりになりそうだし…」
「うん…で、結局僕と優ちゃんがエロい事になっちゃったりしてね…なぁんて…」
「あはは…!それはそれで、面白いかもですね!」
…えっ?
ネタ探し目的とはいえ、あっさり「面白いですよね!」って…
いいのか…?思いっきり期待しちゃうんだけどなぁ…
しかしその時の私は、優のネタ集めが…
自らが登場人物となって渦中に入るのが前提のネタ集めだったとは、全く気が付いていなかったのだった…。
私と優は、そんな流れで居酒屋へと向かった。
画材屋のあったゴミゴミした駅前商店街から外れ、少し落ち着いた旧街道沿いの居酒屋へと向かった。
「へぇ…こんな所に居酒屋あったんですね」
「うん…前にキャッチに連れられて来たら、結構美味しくって」
何故この居酒屋を選んだかと言うと、この店は全席完全個室であり…
エロティックな会話を人目を気にする事なく出来るし、もしもの場合にも…何かと好都合だったからだ…。
「じゃ、乾杯!」
「はい…乾杯です」
私と優は早速個室に収まり、ビールとグレープフルーツサワーで乾杯した。
「実は…ちょっと前に彼女に振られちゃってね…」
「えー、そうなんですか?どうして?」
「どうしても職業病なのか、セックスの最中に冷静に相手のカラダを隅から隅まで観察しちゃったり、この子と違うシチュエーションで出会ってセックスしてたら…とか、色々と細かく妄想しちゃってね…」
「へぇ…ん、うん…うん…」
優は私のそんな話を心なしか目を潤ませ、時おり唇を舐めながら官能小説でも読んでいるかのように徐々に身を乗り出し、あからさまに興奮気味で聞いていた。