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虐め~差し出した妹が帰って来ない
第1章 秋月 健人編

居間に顔を出したのは胡桃、夏物のセーラー服を着ている、見知った学校の制服だった。
「おはよう」
と何時もの明るい声がしたので、いつも通り返そうとする
その後にお兄ちゃんが続くと思って
でも
「ございます」と続いた…妹の視線は兄の方を向いていた。
「おはよう」と兄が先に言った。
負けじと「おはよう胡桃」と返す。
胡桃はボクの方を見ない…。ボクは胡桃だけを見てるのに…
普段は無邪気な感じの胡桃が少し大人びて見えた、頬が少し赤く照れてる様な表情をして兄と見つめあっていた。
兄が顔を寄せて耳元で囁く
「わりぃ、少し黙っててくれ、面白いもん見せてやるから」
少しドスの聞いた声が耳に響く、悪い予感しか無いけど…項垂れる様に頷く
「それが何時も着ている制服なんだ?」
「はい、夏服です。どうでしょうか?」
「とても似合ってるぜ」
「ありがとうございます」
2人だけの世界、胡桃はクルっと身体を回転させて後ろ姿も見せている。
「身だしなみチェック」
そう言うと、ボクの片膝の上に手を置かれた。
少し力強い、動くなって事だと思った。
「はい…」
チラッとボクの方に視線を向けた後、兄に視線を移し小さく返事をした。
「っ……………」
スカートの裾を両手でちょこんと掴むと一気に捲りあげた…それもお臍が見える位置まで…その下にパンツは無く、タテスジの割れ目が見えた。2年前は一緒にお風呂に入ってたけど、その時は薄く疎らに生えていた陰毛が今は無かった。思わず声を漏らしそうになって慌てて抑えた。
「どうでしょうか?」
自らスカートを捲ってパイパンの割れ目を見せる胡桃が恥ずかしそうに兄に尋ねている。
「土手は綺麗に剃れてる、合格だ」
優吾兄が胡桃に言った。
その言葉にほっとした表情を見せる胡桃の姿。
何が始まってるんだろう…1番大切でいつも味方だった大好きな妹の胡桃が優吾兄の女の様になってる。5日間この男と一緒に居て…どんな酷い目にあったのか…こんなハシタナイ事は胡桃なら絶対にしない。 脅され無理やりさせてられるしか考えられなかった。
見たくない…こんな胡桃を見たくない
ボクの目の届かない場所でして欲しい…本能的に立ち上がろうと、逃げようとした。
その仕草に気づいた、優吾兄がボクの首に太い腕を絡めて逃がさない様にする。

