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虐め~差し出した妹が帰って来ない
第2章 秋月 胡桃編

【】1 year ago【】
私は秋月 胡桃。
私立青藍学園中等部1年です。
青藍学園は中等部、高等部があり、兄が高等部に居ます。
でも、中学と高校の場所は離れています(泣)
先月、誕生日が来て13歳になりました。
部活は、新体操部に所属しています。
「えぇー、本当にこんなの必要なの?プライバシーの侵害だと思うんだけど…」夏用のセーラー服姿の私が昼休み、A4の紙を眺めながらクラスの男子に不満を伝えて
「今が攻めどきだからね! この前、知りたい事のアンケート調査をしたんだけど200件程返事が来た、中にはクソみたいなエロ質問があったけどそれはスルーした。そこに書いてあるのは関心度の高かったもの、ファンの為にも我慢して欲しい」
彼は同級生の鈴木 敏夫君。パソコン部に所属していて私のファンの1人。その時は違うクラスだっけど声を掛けられ、私のホームページを作りたいと訴えて来た。
その場で断ったけど、翌日パソコンを手に再度襲来し画面を見せた。
私立青藍学園新体操部の期待の星、秋月 胡桃のファンサイトらしい。画面も可愛いいし、本格的な作り。
期待の新生としてローカルテレビに私が出た時の動画があった。 ギャラリーコーナーには制服姿やレオタード姿の私が数枚貼ってある、大会日程表とか応援チャットとかもある。
許可したつもりは無いんだけど、つっこみを入れると
許可無いから、まだ公開して無いんだ。無理なら消去するよと言われ…これを作るの大変だっただろうなぁって思うと簡単に断れない。
「健全なサイトにするし、管理は僕が責任持ってやる。胡桃ちゃんが不快に感じるようなら直ぐに消去するから」と言われOKした。
スタートから1ヶ月経った
一日平均100~200の閲覧数、大会前後は300を超えたりする。
時々、写真を撮られたり、大会に向けてのメッセージ、ファンに向けてのメッセージを要求されるけど負担は無い。
応援メッセージに励まされたりしてる
今回は30日記念として、イベント開催中。
その一環として知りたい事一覧がA4の紙に書いてあった。
「脚色しちゃうかも」と笑っていう
「あはは、それでもいーよ。今日中にお願い、放課後取りに行くから」

