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虐め~差し出した妹が帰って来ない
第2章 秋月 胡桃編

イジメの始まり
優吾君が告白した
「俺さ…小学校の時は健人と仲良かった。
当時も今も同じだけど.俺は女の子好きだけど苦手意識がある…当時、胡桃の事が好きで……引っ越す事が決まって、勇気を振り絞って、健人に胡桃宛に手紙を頼んだ。
内容は…ずっと好きでした。これかも友達になってください、遠くて逢えないけど文通して欲しい。月に1回でもいいからお願いします。って書いた最初で最後のラブレター…。でも胡桃ちゃんから手紙は来なかった。
フラれたって思って泣いた。何ヶ月か落ち込んで記憶の奥に隠した。
またこの街に帰ってくるの事になって…健人に会うようになってその事を思い出した。
フラれたと思って、その話は恥ずかしいから何も聞かずにまた友達になった。
匂わせる様な会話をしたこともあったけど健人はぽかんとしてた。
ある時胡桃ちゃんのファンサイトを見つけて返事を送った、でも胡桃ちゃんは記憶がなかった。
それでもしかしてと思って、あの当時健人と遊んでた友達を探して、俺の引越した時の事を聞いた…健人はその手紙を友達に見せて遊んでいて途中、川に落としたらしい。
信じられなくて別の友達にも聞いたけど同じだった…俺は健人を怨み、憎んで…喧嘩した、それでも許せずイジメを始めた」

「……………………………」
顔を歪め苦しそうに話し始め、途中から悔しさが滲み出て涙をボロボロ流しながら優吾君が告白した。

ファンサイトに来たメール、あれは優吾君だった。見てて可哀想に思った。
お兄ちゃんを傷付けた優吾君
優吾君を傷付けたお兄ちゃん
そこにお兄ちゃんに見捨てられてる私が居て…複雑な気持ちになる

「もう出ないと行けないけど、他に聞きたいことは無い?」
お兄さんに聞かれ、首を振った。


時計は20時10分前、私は猛さんが送ってくれると言う。兄のスマホとお財布を手に放心状態の優吾君を残して家を出た

悪戯されそうになった事は、猛さんが罰を与えたからもうイイ。
兄へのイジメは優吾君の告白で、自分が入る余地が無い。
今、心の中を支配してるのは…お兄ちゃんは私の事どうでもいいの? 大切じゃないの?要らないの? 本当は嫌いなの?と言うネガティブな感情だった。
私はお兄ちゃんが1番大事だけど、お兄ちゃんにとって私は何番目なの?
私が悲しそうな顔をしてると猛さんがこっちを心配そうに見ていて

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