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虐め~差し出した妹が帰って来ない
第2章 秋月 胡桃編

バスローブを着て、テーブルに移動
玲子さんが冷たいコーラが3つ用意してくれた。
「先ずは…胡桃ちゃんごめんね? 2人きりの約束破った事を謝ります。
でも猛は胡桃ちゃんの味方だから、知っておいた方が良いと思ったの…解決に猛の力が必要なのも分かるでしょ?
それに今は…誘拐犯なんだし、許して欲しいなぁ」
誘拐犯のくだりで自らぷッと笑う玲子さん
「許すも何も、猛さんにはとても感謝しています。
もし出会ってなければ、もっと酷いことになってた気がしますし。…玲子さんにも感謝してますよ。2人は私の大切な人達なので問題ありません」
「胡桃、さっきは怒鳴って悪かった、わりぃ。
俺も少し動揺してたんだ。でも
2択を与えあの場を逃げ出せる選択肢を与えたのにそちらを選ばなかったのは意外だった。
正直言うと、胡桃はちょっと面倒なイメージがあってな。
でも弟の優吾が絡んでる事に責任を感じて力になろうと思った。
玲子が気に入って深入りする事になったが、迷う気持ちもあったんだ、でも逃げない胡桃の姿を見て、気に入った。
優吾の事は抜きにして、胡桃を全力でバックアップする。」
「胡桃ちゃん、猛の気に入ったは少し怖いわよ? 今まで可哀想な女の子として見てなかったのが、女として興味を持ったって意味だからね! 」
猛さんの告白は、何となく納得出来る。お兄ちゃん絡むとダメな子になるのは知ってるから。
猛さんは私に取っては頼りになるお兄さん、私を見る目に邪な感情は無く安心出来るしお世話になりっぱなし。
気に入られた発見はとても嬉しいので頬が緩むけど、その後の玲子さんの言葉にきょとんとした表情…少女から女に昇格した…?性欲の対象なのかな?
「んーっ、難しいです玲子さん。エッチな対象って事ですか?」
「ちょっと待て、胡桃が誤解してるぞ。有り無しで100%無しが少し変わっただけだ」
「猛、墓穴よそれ! 私の代わりに猛が答えてくれたわ」
猛さんが天を仰ぐ仕草
「う〜ん…そういうの玲子さんは嫌なんじゃありませんか? 猛さんと玲子さんは恋人同士なのに」
猛さんが私に女として興味を持ってくれた事は…嫌じゃなかった。
私も大人の女の仲間入り?
好きか嫌いかでいえば好きかも、でも愛してる的な気持ちは全くないし、私と猛さんのSEXが想像出来ない

