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虐め~差し出した妹が帰って来ない
第1章 秋月 健人編
まだ早いため、朝練の体育部らしき生徒以外は電車に乗ってない。
空手部の道場に向かうと、優吾達を見つけた…向こうも此方に気付き顧問と少し話をした後こっちに来る。


「い、妹を返して下さい」
勇気を振り絞って優吾に食い掛かる。
優吾は困ったような顔をした後、こっちに来いとボクを引っ張った。何時もの待ち合わせ場所へ連れて来られた。

優吾は、両手を重ねて謝罪姿、そして一気に話し出した。

「マジ悪い!土曜日の夜までは一緒にいたんだけどよ。あっ、手は出してねえからな!マヂ可愛いからビビったぜ。でも兄貴にバレちまってボコボコに殴られて持っていかれちまった。水曜日の夜まで借りるってよ。悪いんだけど中学校に電話して数日は病欠にしてくれ、頼む!それと、もうお前から金せびるの金輪際辞めるわ」

優吾の兄? 胡桃を持っていかれた?水曜の夜?
確か…大学の空手部の主将してるって優吾に聞いた事があった…その兄に胡桃が攫われた? 水曜日って今日を含めて3日後…頭に血が登った

「ふざけるな!約束が違う」怒鳴る

「あぁ? てめえ、俺は謝っただろうが!文句あるなら兄貴に言え。俺だってムカついてんだわ。見ろよこれ」怒鳴り返されたけど、何時もより迫力は感じなかった。

優吾が道着の帯を解きお腹を見せると腹部に幾つもの痣が有る。口を大きく開くと前歯の1つが欠けていた。
その姿に優吾の兄が粗暴なのが分かる
「俺も頑張ったんだけど兄貴鬼強いからフルボッコにされたんだぜ。兎に角電話しておけ、兄貴が捕まったりしたらお前殺されるかもしれないぜ、最低病院送り。いいな、しておけよ!」
優吾はそれだけ言ってスマホと財布を投げて道場に戻ってしまう。


見知らぬ優吾の兄の存在、優吾達なら有り得ないと思ってた事がガラガラ崩れ落ちる…大切な妹をやばい人間に奪われた…絶望的な気持ちになる。うわぁぁぁと叫んだ!

でも、負け犬根性の染み付いたボクは優吾の兄の底知れぬ恐怖と不安に震えながら胡桃の中学校に半泣きで連絡した。


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