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恍惚なる治療[改訂版]
第9章 都合のいい存在

ピチョン…ピチョン…

「……」

シャワーベッドから滴り落ちる水滴を虚ろな気持ちのままボーッと眺める。
あれからどうやって帰って来たのか、全く思い出せない…
気が付いたら、湯船に浸かって滴る水を眺めていた。

「はぁ…」

すっかり湯は冷めてぬるくなってしまったが、出る気にもなれず、湯船の縁に頭を乗せて思考に沈む…

あの人とは身体だけの関係だった…
俺との関係が終われば、あの人はまた女性の元に迎える…
それで良いじゃないか…あの人は医者だから、どこからか縁談が持ち込まれてお見合いをして…

「…っ」

それを自分に言い聞かせる度に、身体が引き裂かれるような痛みに襲われる。
この痛みが何なのか分からない…
胸もずっと苦しい…
泣きたくなる…

こんなに不安定な状態になるのは「あの時」以来だが、こんなに身体が痛くなるのは初めてだ…
どうしてこんな気持ちになるんだろう…




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