この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恍惚なる治療[改訂版]
第9章 都合のいい存在

柳川さんの怒りに気が付いたのか、後退りして席に戻って行った。

「あなたもどうしてキスされてるんですか?拒否なりなんなりして下さいよ」
「いや、抱き付かれて引き離せなかったから…」

次にその冷たい視線を俺に向けられ、その気迫に背筋が凍った。
俺の手首を痛いくらいに掴んでカウンターに1万円札を叩き付けた。

「ご馳走様でした」
「は、はい…」

柳川さんにビビった店員が震える手でお釣りを渡すと、そのまま外に連れ出された。
傘を持たずに店の傍にあ?狭い路地に連れて行かれると、壁に力任せに押し付けられた。

壁からじっとりと冷たい感触が背中に伝わり、雨粒に服が濡れていく。
そんなのをお構い無しに柳川さんに顎に手を添えて唇を塞がれた。
息吐く暇の無い濃厚なキスに頭がクラクラして、唇を嫌という程舐められる。

「はぁ、ああ…」
「あなたにめちゃくちゃ腹が立ってるんですよ。男性にキスされてるのを見て、今まで感じた事の無いくらい嫉妬しました」





/309ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ