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恍惚なる治療[改訂版]
第9章 都合のいい存在

意識しないよう頭では思っていても、柳川さんの身体を見て、アソコが疼いて仕方ない…

「来て…」

腕を引かれて柳川さんに抱き締められると、濡れた肌同士密着する。
手を取られて、柳川さんの胸に置かれると、ドクドクと心臓の鼓動が伝わってくる…

「分かりますか?佐伯さんと一緒に居る時はこれくらいドキドキしてるんです。好きな相手と一緒に居られる幸福感、そして離れていってしまうんじゃないかという恐怖や喪失感…今は後者の方が強いかな…約束を無視して無理矢理ホテルに連れて来たんだから…」

柳川さんの儚く、消えそうな顔を見ていたら、無意識に口から言葉が漏れた…

「俺は疲れました…」
「えっ…佐伯さん…」

「俺は、これまでずっと人の好意に傷付けられて、今もその苦しみの中に居る…そんな中で誰かに対して好意の持ち方を忘れてしまって、向けられる好意に疑ってかかってました。でも、柳川さんから与えられる好意は嘘偽りの無い純粋なもので、俺は受け止めて良いのか分からなかったけど、嬉しかったです…」




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