この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恍惚なる治療[改訂版]
第10章 ただの口実

乾杯して、ハイボールを身体に流し込む。
昼間から酒を飲むなんて初めてで、その背徳感から余計美味しく感じる。
早速枝豆に手を伸ばすと、柳川さんから箸で取るよう言われその通りにすると、枝豆がテカってるような気がする…

「茹でて水切りした枝豆をニンニクを入れたごま油で炒めて、中華調味料で味付けした料理です。前に動画で見て美味しそうだったので、真似してみたんです」

食べてみると、パンチの効いた味で、塩茹でした枝豆とは全く違う美味しさだ。
これは酒が進む…!

「枝豆の味が濃いんで、唐揚げは塩味でニンニクはかなり抑えました」
「唐揚げもサラダも美味いです。ドレッシングも手作りですか?」
「これは市販です」
「どれも美味いです。用意して下さってありがとうございました」
「喜んでいただけて嬉しいです。あっ、そうだ」

柳川さんはテレビとブルーレイデッキの電源を付けると、ディスクの箱を取り出した。

「好きなバンドのライブ映像があるんですけど、一緒に観ませんか?」
「…俺バンドって分かんないんですけど…」
「このバンドはCM曲に起用される事が多いので、佐伯さんも知ってる曲があるかも知れませんよ」




/309ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ