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恍惚なる治療[改訂版]
第10章 ただの口実

いそいそとディスクをセットし、ライブ映像が流れる。

横浜のホールでのライブ映像らしく、満員の観客の前で4人の男性が楽器を演奏し、ボーカルが高らかに歌声を響かせる。

「あ、この曲知ってる…」
「車のCMに使われてた曲です。はぁ、カッコいいなぁ」

確かにカッコいいが、それ以上に音楽が良い…
音楽に詳しくないが、曲を聴いているとどんどん引き込まれていくような気がする…

「柳川さんってライブに行ったりするんですか?」
「年に1回くらいかな?ライブと休みが合えば行きます。フェスとか楽しいですよ」
「フェス…ですか?」

あの人の多い空間に居るだけで発狂しそう…

「いつか、佐伯さんの発作が治まったら行きましょうね」
「はい…」
「あー、楽しいなぁ…」

俺と2人で宅飲みして楽しいと思ってくれてるのか…
嬉しそうに酒を飲む柳川さんを見ていたら、自然と頰が緩み、空になったグラスにウイスキーと炭酸を注いだ…




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