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恍惚なる治療[改訂版]
第10章 ただの口実
「ん、んふっ…」
「はぁ、んっ…」
ライブ映像が終わり、料理も食べ切って片付けをしようとすると、柳川さんにソファに押し倒され、唇を貪られる…
アルコールの匂いにクラクラしながらも辛うじて残っている理性で柳川さんを突き放す。
「柳川さん、宅飲み終わったでしょ?片付けないと」
「片付けなら後で済ませます。先にあなたが欲しい…」
「でも…」
チラッと放置された食器を見ると、柳川さんが呆れたように溜め息を吐いて、グラスを残して、それ以外を食洗機に入れてスイッチを入れた。
「これで良いでしょ?」
「えっと…」
時間稼ぎの行為が無くなってしまい、柳川さんは蕩けた笑顔でこちらに戻ってきた…
「ま、待って…」
「待てません…佐伯さん、また1週間自慰行為してないでしょ?溜まってるあなたを甘えさせたい…」
「俺っていうより柳川さんがしたいだけでしょ!?」「分かりました?宅飲みなんてただの口実ですよ…本当は佐伯さんとエッチしたかった…」