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恍惚なる治療[改訂版]
第10章 ただの口実
俺の上にのし掛かり、顔中にキスを落としながら、手の甲で股間を撫でてくる。
「ほら、ココだって期待して反応してるじゃないですか…」
「コレは生理現象ってヤツです」
「相変わらず強情だなぁ…」
柳川さんは俺の上から退くと、ハイボールを作り始めた。
何をするのかと思い、身体を起こすと、柳川さんはそれを口に含んで俺にキスをしてきた。
「んんっ!」
柳川さんはソファに膝立ちになって、顎を掴んで上を向かせると、ハイボールを喉の奥に流し込まれる。
このハイボール濃過ぎ…
喉の奥が焼けるような強いアルコールに頭がぼんやりとする中、口内に残った酒を舐め取られ、そのままディープキスに移行して口内を蹂躙される…
「は、はぁ…」
「こんなトロトロの顔して…まだ抵抗しますか?」
「む、無理…」
濃厚なキスで火が付いた身体は柳川さんからの快楽を欲してしまっている。
柳川さんは口角を上げると、俺の手を引いて寝室へと向かった。
ベッドにもつれるように倒れ込むと、キスをしながら服の上から身体を弄られる。
「は、あっ…」
「はぁ…」
すっかり主張した突起を器用に摘み、指で弾いて捏ねくり回される。