この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
恍惚なる治療[改訂版]
第11章 晩夏の甘い思い出

「佐伯さん!」

しばらく待っていると、柳川さんが息を切らしてこちらに駆け寄ってきた。

「柳川さん、すみま…!」

立ち上がると同時に、柳川さんに抱き締められる。
柳川さんの匂い、体温に包まれ、ささくれだった気持ちが落ち着いていく…

「すみません、離れてしまって…飲み物を買おうと自販機に行っていて…戻ると佐伯さんの姿が無くて焦ってました…」
「俺もすみません…女性と接触してしまって、落ち着く為にここに…」

身体を離すと、2人で土台の石に座った。
柳川さんの手には缶コーヒーが握られており、1つ渡してくれた。

「もう大丈夫ですか?」
「はい。柳川さんの顔を見たら安心しました…」

コーヒーの香ばしい香りを嗅いで口を付ける。
スッキリとした苦味が口いっぱいに広がる。

「はぁ…」
「柳川さん…?」
「ダメだな…2人きりになると、自分の気持ちをどうやっても抑えられない…」

呟くと、身体を柳川さんの方に向けられ、ジッと見つめられる。
綺麗な目で見つめられ、何事かと思って見つめ返していると、不意に柳川さんにキスをされた…




/309ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ