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恍惚なる治療[改訂版]
第15章 身体を重ねる

「ある日、家庭教師から『もう誘わない。お詫びにお母さんも一緒にご飯に食べに行かない』と誘われました。俺も母親が一緒ならと付いて行ったら、家庭教師の家に連れて行かれて、飯の話も嘘で無理矢理お酒を飲まされて酔っ払って、身体を拘束されて目隠しされて、彼女が呼んだ友達2人に俺は《《性のはけ口》》にされました……

性器を舐められて、嫌なのに反応して、無理矢理挿れられて…怖くて気持ち悪くて射精出来なかった…彼女達はそれを良い事に代わる代わる俺を犯して…

しばらくして彼女達が休憩した頃、俺の酔いも醒めてきて身体を精一杯捩って抵抗したんです。そしたら、そのうちの1人を蹴っ飛ばして骨折させてしまったんです。俺は拘束が緩んで、彼女達の気が動転しているうちに逃げ出しました…帰ってからシャワーを浴びても身体に付いた体液が落ちない気がして、身体に傷が出来るくらいタオルで何度も何度も擦りました…

次の日、怪我をした女友達の親が家に乗り込んできて『治療費を払え』と脅してきました。母親は真っ青になって俺を責めたけど、俺は自分がされた事を静かに淡々と話した。初めは怒りに震えていた親も自分の娘がまさかそんな痴態を犯しているなんて思ってなかったんでしょうね。深々と謝罪されて『この事は内密にして欲しい』と言われました。俺はその時から何も感じられなくなってきて、大人しく頷いてました。でも、その状況を良しとしない人が居たんです」



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