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恍惚なる治療[改訂版]
第3章 2回目の治療
柳川先生の声がグッと低くなり、唾液の飲み込む音や声が頭や腰に響いてくる…
「ん、んふっ…」
「佐伯さんは耳が弱いみたいですね…」
「声、あっ、出るの、嫌です…」
「気持ちいいから出ちゃうんですよ。でも、声のボリュームは抑えて…外に聞こえますから…」
柳川先生は身体を下へずらし、鎖骨にキスをして、胸に向かって唇を這わせる。
赤い突起を指で弾いてひと舐めされると、腰が浮き上がる程の快楽が湧き上がる。
な、何だ今の…
この前より気持ちいい…
「ひゃ、あっ…」
「気持ち良くですか?」
「ま、待ってこんな…」
「これも治療の一環です。佐伯さんが気持ち良くなる為に…」
治療と言われてしまえば、文句も言えないが…
出すだけなら、勃たせて擦ってくれれば良いのに…
「お気に召しませんでしたか?その割に…乳首勃ってますよ?」
「…っ!」
「佐伯さん『出すだけなら触れば良いのに』って思ってませんか?違いますよ。性行為には過程が必要なんですよ。セックスや自慰行為でも、ただ射精するだけじゃ最高の快楽は生まれない。身体にある快楽のスイッチを1つずつ押して、最後に溜まった欲望を全て放って、初めて極上の快楽が味わえるんですよ…」