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恍惚なる治療[改訂版]
第3章 2回目の治療

「身体は大丈夫ですか?」
「はい…」
「起き上がれますか?身体を拭かせていただきます。大事な所は佐伯さんにお願いしますね。着替えたらこちらにいらして下さい」

柔らかいタオルで上半身を拭かれ、タオルを渡すとカーテンの外に出て行った。
白濁液の付着した性器を綺麗に拭き、着替えを終えてカーテンを開くと、柳川先生は緑茶をグラスに注いでいた。

「良かったらどうぞ」
「ありがとうございます」

出された緑茶ば冷えており、火照った身体が冷まされていく。

「今日の様にカウンセリングと治療を続けていけば、いずれ佐伯さんの身体も正常な状態になって、女性に触れても勃起したり、不快感が出てこなくなると思います。それまで私もしっかりサポートさせていただきますので、我慢してお越し下さい」

その後は簡単なカウンセリングを受けて、次回の予約を取って終了となった。

「ありがとうございました」
「いえ、また次回お待ちしてます」

正常な状態か…
その為には俺が抱える傷もどうにかしないといけないな…
長い道のりになるだろう…




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