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透明な炎
第2章 明
武藤の予約してくれたランチコースはすごくおいしくて。
たぶん、前菜がサーモンでも私はそのサーモンを気心の知れた武藤に丸投げして。
それでも、たぶん何も言わずに
「こんな美味いもん食べられなくて可哀そうになぁ」と
笑って私の分まで食べてくれちゃうんだろう。
でも、武藤はちゃんと予約する時にメニューを気にしてくれて
私の苦手なサーモンをチェンジしてくれた。
まずいよ?
まずいと思う!
あんまり恋愛経験がない私は
こんなちょっとの事でも嬉しくなっちゃう。
そして、これを次の彼氏にも求めちゃったらヤバいんじゃない?
こんなことしてくれる独身男なんかそうそういないよ?
こんなこと出来ないから独身なんじゃないの?
「武藤!」
「なに?」
「あんたとこれ以上休日を過ごしたら、私ヤバいんですけど!」
「はぁ?」
意味がわかんねぇ。とばかりに鼻で笑われて
私がトイレに席を立っている間にお会計まで済ませてくれた。
これって・・・
「ヤバいんだって!」
「だから、何がだよ!」
たぶん、前菜がサーモンでも私はそのサーモンを気心の知れた武藤に丸投げして。
それでも、たぶん何も言わずに
「こんな美味いもん食べられなくて可哀そうになぁ」と
笑って私の分まで食べてくれちゃうんだろう。
でも、武藤はちゃんと予約する時にメニューを気にしてくれて
私の苦手なサーモンをチェンジしてくれた。
まずいよ?
まずいと思う!
あんまり恋愛経験がない私は
こんなちょっとの事でも嬉しくなっちゃう。
そして、これを次の彼氏にも求めちゃったらヤバいんじゃない?
こんなことしてくれる独身男なんかそうそういないよ?
こんなこと出来ないから独身なんじゃないの?
「武藤!」
「なに?」
「あんたとこれ以上休日を過ごしたら、私ヤバいんですけど!」
「はぁ?」
意味がわかんねぇ。とばかりに鼻で笑われて
私がトイレに席を立っている間にお会計まで済ませてくれた。
これって・・・
「ヤバいんだって!」
「だから、何がだよ!」