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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第15章 想い②
「今度はその想いだけで……、私を抱いて欲しい」
レフは耳を疑った。
聞き間違いだと思った。
高鳴る心音を抑えながら、彼女に問う。
「あの……、もっ、もう一度言って貰えませんか?」
「なっ、何度も言えるかっ! 一回でちゃんと聞き取り、理解しろ!」
恥ずかしそうに怒るリースの声を聞き、レフは確信した。
(聞き間違いじゃ……ない)
そう思った瞬間、リースの手を自分の方に引き寄せていた。
マントを身体に巻き付けた小さな身体が岩陰から飛び出し、レフの腕が受け止める。
そして、言葉の意味を噛みしめるように強く抱きしめた。
(温かい……)
水で冷えた身体が、温もりに包まれる。
布越しに伝わる彼の体温を感じ、リースは湧き上がる気持ちを抑えられなくなった。
本心の欠片を口にしたことで、空いた心の穴から彼への想いが流れ出し、止められない。
それは言葉となって、唇から溢れ出る。
レフは耳を疑った。
聞き間違いだと思った。
高鳴る心音を抑えながら、彼女に問う。
「あの……、もっ、もう一度言って貰えませんか?」
「なっ、何度も言えるかっ! 一回でちゃんと聞き取り、理解しろ!」
恥ずかしそうに怒るリースの声を聞き、レフは確信した。
(聞き間違いじゃ……ない)
そう思った瞬間、リースの手を自分の方に引き寄せていた。
マントを身体に巻き付けた小さな身体が岩陰から飛び出し、レフの腕が受け止める。
そして、言葉の意味を噛みしめるように強く抱きしめた。
(温かい……)
水で冷えた身体が、温もりに包まれる。
布越しに伝わる彼の体温を感じ、リースは湧き上がる気持ちを抑えられなくなった。
本心の欠片を口にしたことで、空いた心の穴から彼への想いが流れ出し、止められない。
それは言葉となって、唇から溢れ出る。