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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第20章 毒
しかし彼が気にした様子はなく、笑みを崩さないまま視線で彼女の考えを問う。
釈然としないものを感じながらも、リースは地図を指さしながら自身の考えを披露した。
「今回の作戦では、この湖側の街道を使った方がいい。地図にはないが、ここには昔使っていた古い道があったはず。それを使えば、先手をとれるだろう」
「さすがです。早速道の調査を始めたいところですが……、実は自分も一つ案があるのです。よろしければ、聞いて貰えませんか?」
「そうか! お前の案ならぜひ聞かせ……きゃぁっ!」
後ろを振り返り、レフの考えを聞こうとした瞬間、リースの身体は机の上に押し倒されていた。
地図を下敷きにしているため、身体を動かそうとする度に、紙の擦れる音が響く。
「れっ、レフ! こんな場所で、なっ、何をっ!」
リースは顔を真っ赤にしながら、怒りの声を上げた。が、当の本人は平然としているどころか、何に怒っているのかと不思議そうに首を傾げている。
釈然としないものを感じながらも、リースは地図を指さしながら自身の考えを披露した。
「今回の作戦では、この湖側の街道を使った方がいい。地図にはないが、ここには昔使っていた古い道があったはず。それを使えば、先手をとれるだろう」
「さすがです。早速道の調査を始めたいところですが……、実は自分も一つ案があるのです。よろしければ、聞いて貰えませんか?」
「そうか! お前の案ならぜひ聞かせ……きゃぁっ!」
後ろを振り返り、レフの考えを聞こうとした瞬間、リースの身体は机の上に押し倒されていた。
地図を下敷きにしているため、身体を動かそうとする度に、紙の擦れる音が響く。
「れっ、レフ! こんな場所で、なっ、何をっ!」
リースは顔を真っ赤にしながら、怒りの声を上げた。が、当の本人は平然としているどころか、何に怒っているのかと不思議そうに首を傾げている。