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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第4章 救出④
(また、はしたない声をあげてしまって……。こんな女が隊長など、レフの評価もガタ落ちだろうな……)
自分が積み上げて来た部下の信頼が、大きく崩れていると思ったリースは、吐息交じりのため息をついた。
視線を逸らせずにいる部下がすぐそばで、湧き上がる劣情をこらえ、甘い吐息に唾を飲み込んでいるのにも気づかず。
「すまない……レフ。こんな情けない姿を見せて……。ただ……、解毒のため、そんなことを誰かにさせたくない……。こんな私を……だっ、抱くなど……」
「命がかかってるんですよ⁉ 相手を気遣って死を選ぶなんて……、何を考えているんですか!」
「しかし……、本来は愛する者と交わす行為なのに……」
「……なら、相手が隊長に愛を持ってるなら……いいんですね?」
喉の奥底から絞り出すような声で、レフが問う。
彼は、これまでにない怒りを感じていた。
愛する女性が目の前で、簡単に死を望んだからだ。
返答を聞く前に、すでに身体が動いていた。
リースの瞳が、溢れんばかりに見開かれる。
自分が積み上げて来た部下の信頼が、大きく崩れていると思ったリースは、吐息交じりのため息をついた。
視線を逸らせずにいる部下がすぐそばで、湧き上がる劣情をこらえ、甘い吐息に唾を飲み込んでいるのにも気づかず。
「すまない……レフ。こんな情けない姿を見せて……。ただ……、解毒のため、そんなことを誰かにさせたくない……。こんな私を……だっ、抱くなど……」
「命がかかってるんですよ⁉ 相手を気遣って死を選ぶなんて……、何を考えているんですか!」
「しかし……、本来は愛する者と交わす行為なのに……」
「……なら、相手が隊長に愛を持ってるなら……いいんですね?」
喉の奥底から絞り出すような声で、レフが問う。
彼は、これまでにない怒りを感じていた。
愛する女性が目の前で、簡単に死を望んだからだ。
返答を聞く前に、すでに身体が動いていた。
リースの瞳が、溢れんばかりに見開かれる。