この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第5章 解毒①
いつもそばで穏やかな笑みを浮かべ、自分を慕ってくれていたレフ。聡明な彼の言葉に、何度も窮地を救われた。
その副長が、自分に対して秘めたる想いを持っている事実が、未だに信じられない。
まだ、解毒のために嘘の告白をしたのではないかと疑っていたのだ。
(レフなら……、あり得る)
そう思うと、再び胸の奥が苦しくなった。
レフに負担をかけている自分が、情けなくて仕方がないんだと、胸の苦しみに言い訳をする。
そして、再度訴えた。
「レフ……、解毒のためなら本当にやめて欲しい……。お前にこんなこと、させたくない……」
(お前だから……、させたくないんだ……)
口には出せなかったが、必死伝えようと深緑の瞳が彼を見つめる。
しかし、言葉通りに受け取ったレフは大きなため息をついて、彼女の顔を覗き込んだ。
少し呆れた気持ちが、赤い瞳に現れている。
その副長が、自分に対して秘めたる想いを持っている事実が、未だに信じられない。
まだ、解毒のために嘘の告白をしたのではないかと疑っていたのだ。
(レフなら……、あり得る)
そう思うと、再び胸の奥が苦しくなった。
レフに負担をかけている自分が、情けなくて仕方がないんだと、胸の苦しみに言い訳をする。
そして、再度訴えた。
「レフ……、解毒のためなら本当にやめて欲しい……。お前にこんなこと、させたくない……」
(お前だから……、させたくないんだ……)
口には出せなかったが、必死伝えようと深緑の瞳が彼を見つめる。
しかし、言葉通りに受け取ったレフは大きなため息をついて、彼女の顔を覗き込んだ。
少し呆れた気持ちが、赤い瞳に現れている。