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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第5章 解毒①
「隊長……、まだ俺が解毒のために嘘をついていると思っているのですか?」
「言葉だけなら……なんとでも言えるだろ……」
「まあ、確かにそうですね。……では一つ、お話をしますね? 以前、俺に別部隊の隊長の話が来た時のこと、覚えていますか?」
「ああ、覚えてる。でもお前は、まだ未熟だからと断った。……私が、あれだけ勧めたのにも関わらずな」
「そうでしたね。隊長があまりにも熱心に勧めるものだから、嫌われているんじゃないかと少し落ち込みましたが……。実は、あれが初めてでは無いんですよ」
「……え?」
リースが知る限り、レフの隊長昇格の話は1回だけ。確か彼女の上司を通じて、話が来ていたと記憶を探る。
レフは意地悪な笑みを浮かべた。
「戻ったら確認して貰えればいいのですが、何度も来てるんですよ、昇格の話は。でも、その度に断っている。……何故だか、分かりますか?」
「いっ、いや……」
分からないと、リースは小さく首を振った。
だが、何となく察しはつく。
レフはリースの上に跨ると、真っ赤に染まった耳元へ囁いた。
「言葉だけなら……なんとでも言えるだろ……」
「まあ、確かにそうですね。……では一つ、お話をしますね? 以前、俺に別部隊の隊長の話が来た時のこと、覚えていますか?」
「ああ、覚えてる。でもお前は、まだ未熟だからと断った。……私が、あれだけ勧めたのにも関わらずな」
「そうでしたね。隊長があまりにも熱心に勧めるものだから、嫌われているんじゃないかと少し落ち込みましたが……。実は、あれが初めてでは無いんですよ」
「……え?」
リースが知る限り、レフの隊長昇格の話は1回だけ。確か彼女の上司を通じて、話が来ていたと記憶を探る。
レフは意地悪な笑みを浮かべた。
「戻ったら確認して貰えればいいのですが、何度も来てるんですよ、昇格の話は。でも、その度に断っている。……何故だか、分かりますか?」
「いっ、いや……」
分からないと、リースは小さく首を振った。
だが、何となく察しはつく。
レフはリースの上に跨ると、真っ赤に染まった耳元へ囁いた。