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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第7章 解毒③
「れっ、レフ……、やっ……」

 キスに夢中になっていたリースは、慌てて服を守ろうとしたが間に合わず、唾液に塗れたそれは部屋の隅へと投げ捨てられた。

 陽の当たらない肌が、空気に触れる。
 恥ずかしさから胸を隠そうとしたが、力強い男の手で両手を組み伏せられてしまった。

 豊かな膨らみが、レフの目の前に晒された。
 白く柔らかなそれは、呼吸をするたび、誘うかのように上下を繰り返している。

「そんなに……見ないで……」

 見つめられ、リースは頬を赤く染めながら、蚊の鳴くような声で囁いた。

 しかし、自分の身体がレフの情欲を煽っていると気づくと、羞恥心以上の興奮が沸き起こった。

 それは疼きとなって現れ、物欲しそうにもじもじと内腿をすり合わせる。

 レフは、想像の中で抱きつぶした女性のあられもない姿に、目を逸らすことが出来なかった。興奮から口呼吸となり、口内がからからに乾く。

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