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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第8章 解毒④
 硬く膨らんだ胸の蕾を、指で摘まんで擦り上げると、唇がもう片方の蕾を強く吸った。

 舌で転がされ、甘噛みをされ、何度も繰り返されたそれは、ますます硬くなって口の中でその存在を主張する。

 唇を離すと、ほんのりと赤くなった先端は濡れ、唾液の糸がレフの唇と繋がった。

 それを切ること無く再び口の中に含むと、わざと聞こえるように水音を立てて、彼女の情欲を掻きたてた。

「やっ……、あああっ! そっ、そんな激し……く……だっ、だめ……んんんっ……」

 今まで焦らされていた分、レフの指と舌はリースに、今までにない気持ちよさを与えた。息も絶え絶えになりながらも、洩れる声を抑えることが出来ない。

 喉をそらし、胸を浮かせ、あらがうことの出来ない気持ちよさが、脳内を容赦なく掻き回していく。

 隊長としての威厳も、女性としての恥じらいも全て捨て去り、尽きることのなく湧き上がる熱に本能のまま身を任せた。

 レフの空いた手が、リースの腰を撫で、そのまま太腿まで降りる。
 夢中で吸い付いていた唇を離すと、レフはまだ快楽の余韻に浸り、息を荒くしているリースの頬を撫でた。

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