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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第12章 解毒⑧
しかし薬から解放されれば、レフはリースの傍にはいられない。
副官を解任されなくとも、リースが辛い思いをするなら、彼女の傍に居続けることは出来ない。
(でも、彼女が死ぬくらいなら、自身が消えると決めたんだ)
唇をきつく噛むと、レフはリースのナカから指を抜いた。
「あ……んっ……」
身体が震え、名残惜しそうな甘い声が響き渡る。ぴちゃっという水音を立て、愛液で濡れた指が姿を現した。
レフの舌が、濡れた指を愛おしそうに舐めとる姿が、リースの視界に入った。
色気ある男性の舌使いに、ゾワゾワと背中を疼きと興奮が這い上がる。
こちらの視線に気づいたのだろう。レフは小さく笑うと、乱れた深緑の前髪をそっと整えた。
先ほどまでの興奮で昂ぶっていた彼の手が、今は優しく触れているギャップに、リースの心が切なくなる。
見上げる彼の喉元が動いた。
何かを言おうとしていると思ったリースは、黙って彼の口が開くのを待った。
副官を解任されなくとも、リースが辛い思いをするなら、彼女の傍に居続けることは出来ない。
(でも、彼女が死ぬくらいなら、自身が消えると決めたんだ)
唇をきつく噛むと、レフはリースのナカから指を抜いた。
「あ……んっ……」
身体が震え、名残惜しそうな甘い声が響き渡る。ぴちゃっという水音を立て、愛液で濡れた指が姿を現した。
レフの舌が、濡れた指を愛おしそうに舐めとる姿が、リースの視界に入った。
色気ある男性の舌使いに、ゾワゾワと背中を疼きと興奮が這い上がる。
こちらの視線に気づいたのだろう。レフは小さく笑うと、乱れた深緑の前髪をそっと整えた。
先ほどまでの興奮で昂ぶっていた彼の手が、今は優しく触れているギャップに、リースの心が切なくなる。
見上げる彼の喉元が動いた。
何かを言おうとしていると思ったリースは、黙って彼の口が開くのを待った。