この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第14章 想い①
「リース……隊長、お目覚めになっていたのですね?」
入ってきたのは、レフだった。上半身は裸のままで、その手には水を湛えた桶が抱えられている。
「一人にしてすみません。近くで水音がしたので、水を汲みに行ってたんです」
どうやら近くに川があったらしい。
自身がそばにいなかった理由を告げながら、布きれを水に浸し、少し気まずそうに彼女の体調を尋ねた。
「あの……、身体の方は……、大丈夫ですか?」
「えっ、あ……、ああ……。そっ、そうだな……。さっきのような、おっ、おかしいところもないし、もう大丈夫そう……だ」
レフの鍛えられた裸から視線を反らし、盛大にどもりながらリースが答える。
確かに、変な疼きも腹部の激痛も感じられない。
(行為後の違和感と痛み以外は……)
そう思いながら、リースは身体を隠す布を強く握った。
先程感じていた羞恥と罪悪感が蘇り、言葉となって溢れる。
「……すまなかった、レフ」
「いいえ」
レフは小さく微笑んだが、彼からそれ以上の言葉は出なかった。ただ、どこか寂しそうな表情を浮かべ、こちらを見つめている。
入ってきたのは、レフだった。上半身は裸のままで、その手には水を湛えた桶が抱えられている。
「一人にしてすみません。近くで水音がしたので、水を汲みに行ってたんです」
どうやら近くに川があったらしい。
自身がそばにいなかった理由を告げながら、布きれを水に浸し、少し気まずそうに彼女の体調を尋ねた。
「あの……、身体の方は……、大丈夫ですか?」
「えっ、あ……、ああ……。そっ、そうだな……。さっきのような、おっ、おかしいところもないし、もう大丈夫そう……だ」
レフの鍛えられた裸から視線を反らし、盛大にどもりながらリースが答える。
確かに、変な疼きも腹部の激痛も感じられない。
(行為後の違和感と痛み以外は……)
そう思いながら、リースは身体を隠す布を強く握った。
先程感じていた羞恥と罪悪感が蘇り、言葉となって溢れる。
「……すまなかった、レフ」
「いいえ」
レフは小さく微笑んだが、彼からそれ以上の言葉は出なかった。ただ、どこか寂しそうな表情を浮かべ、こちらを見つめている。