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毒におかされた隊長は解毒のため部下に抱かれる
第14章 想い①
「そっ、そうかっ! まっ、まあ、お前も男だしな! そっ、そっ、そんなこともあるだろう! きっ、気にするな!」
衝撃を受けつつも、隊長としての威厳を守るため、リースは必死で言葉を紡ぎ理解を示そうとした。が、心の中では、
(……って、そんなことあるのか……? ……わからん)
と、勢いに任せて適当な事を言ってしまったと酷く後悔し、そっとため息をついた。
「さっき、近くに川があるって言ってたな? そこで洗った方が……早そうだ。せっかく汲んできてもらったところ、悪いが……」
「そっ、そうですね! ご案内します」
差し出した布を桶に突っ込むと、レフは慌てて立ち上がった。それにつられ、リースも立ち上がろうと足に力を込める。
毒は抜けているので、身体の自由は戻っていた。
しかし急に立ち上がったため、身体がバランスを失い、レフの胸に飛び込む形となってしまう。
厚い胸板に寄りかかり、リースの身体が不自然な熱を持った。ドキドキして、心音の乱れが密着する身体から伝わらないかと心配になる。
衝撃を受けつつも、隊長としての威厳を守るため、リースは必死で言葉を紡ぎ理解を示そうとした。が、心の中では、
(……って、そんなことあるのか……? ……わからん)
と、勢いに任せて適当な事を言ってしまったと酷く後悔し、そっとため息をついた。
「さっき、近くに川があるって言ってたな? そこで洗った方が……早そうだ。せっかく汲んできてもらったところ、悪いが……」
「そっ、そうですね! ご案内します」
差し出した布を桶に突っ込むと、レフは慌てて立ち上がった。それにつられ、リースも立ち上がろうと足に力を込める。
毒は抜けているので、身体の自由は戻っていた。
しかし急に立ち上がったため、身体がバランスを失い、レフの胸に飛び込む形となってしまう。
厚い胸板に寄りかかり、リースの身体が不自然な熱を持った。ドキドキして、心音の乱れが密着する身体から伝わらないかと心配になる。