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アイドル修業、最後の課題はクラス男子全員とH?
第2章 出席番号1 アキト(秋人)
アキトは、出席番号1番の男子。

外見は、どこにでもいる普通の男子。
身長は165センチくらい。体型は、中肉。
顔は、イケメンではない。しかし、ブサイクでもない。

小春の客観視点の調査によると、アキトの友人は、男子4名、女子1名。男子とは常につるんでいる。女子とは、登下校時に一緒に歩いているのを見かけた。
(小春は知らないが、アキトとその女子は付き合っている)

そして小春の姓名判断によると、アキトは、頭がよくて、知識豊富で、初対面の人間ともざっくばらんに話すことができる柔軟さを持っている。ただ、物事に対してとてもマジメで、少し頑固というかカタブツなところがある。
このようにさっと鑑定した後、リアルにアキトのようすをうかがい、確認した。
「ほんと、おまえ、物知りだなあー?」
「アキトと話してると、話題が尽きないぜ」
男子たちの言葉が、聞こえてきた。
ちなみに、小春は、超絶な地獄耳の持ち主でもある。

下校時は、アキトと女子が一緒に下校するのを、ひたひたと後を付けた。超絶な地獄耳のおかげで、けっこう距離を離すことができる。
見たところ、2人は普通の友人関係だった。親しいんで付き合ってるんじゃ?と思ったが、思い過ごしのよう。
「じゃ、また」
「じゃ」
といって、2人はあっさり別れた。恋人同士なら、別れ際に見つめ合ったり、キスとか交わすものだ。人通り少ないし。
(この2人は、そういうあっさりと付き合っている間柄なのである。女子が、さばさばしたキャラなので)

夏休み前日、終業式の日に、アキトが友人に話してるのが聞こえた。
「明日、学校に行かなくちゃいけないんだ。借りてた本を返しに」
「何時ごろ行く?」
「8時ごろかな?」
「そんじゃ、10時に待ち合わせってことで」
「わかった」
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