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マスタード
第9章 愛ふたたび・・
ウイルスの世の中になってしまって思うように会えないこともあるが、それでも配信、SNSなど色んな方法で頑張ってくれて、まるで星のように遠いところからもボクたちに希望の光を届けてくれる。

そして、推しさんを輝かせる太陽はボクたちファンである。もっともっと推しさんが輝けるようにボクたち太陽は燃えて萌えて燃え(萌え)まくるから、これからももっともっと光り輝いて欲しい。

その言葉は奏や星志、会場中のファンやアイドルを感動させた。

推しさんとファンとの関係は正に月や星と太陽のような関係である。推しさんは希望の光を届けてくれるが、応援してくれるファンがいなければ光り輝くことはできない。
恋愛を越えた共生という絆で結びついている。そんな関係なんだ。

愛美と陽葵を失ってもう二度と恋をすることもないだろう。そんな虚ろな奏の心を恋とは違う推しさんとの絆が埋めてくれていた。

『モルツ』として推し事の世界にいる時こそがリアルな自分だとさえ思えてくる。この聖域は誰にも汚されたくないから奏は隠れオタになった。

職場の教師の中にもオタクはいて、AKBやももクロなどメジャーなアイドルの熱烈なファンだということを公表している者もいる。
大体はオタクだと白い目で見られてレッテルを貼られる。

ましてやウイルスの社会では飲み会や宴会も敬遠されて忘新年会も歓送迎会も中止になって、公式じゃない個人的な飲み会も禁止されている。

ライブ現場やライブハウスに行っていることなんかがバレたら何を言われるか分かったものではない。

現にAKBやももクロのファンを公表しているオタクは県を越えてそんなイベントに行ってないかを警戒されて行動記録は厳しくチェックされている。

奏は隠れオタを貫いているので、全く警戒されずに済んでいる。
休日の行動記録なんて嘘ばかりでライブやイベントに行ったことなどすべて隠してある。

みんなだって行動記録なんて嘘ばかりで、隠れて行きつけの飲み屋に行ったり、なかにはキャバクラや風俗に隠れて行っている人もいる。

警戒対象にされたAKBやももクロのオタクだって、チェックされるのは行動記録だけで休日までずっと見張っているワケではないので上手く隠してライブやイベントに行っているみたいだ。

行動記録なんてみんなこんなもんだから何の意味もないのに本当に馬鹿馬鹿しいとも思う。

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