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BAR・エロスは今も・・
第1章 now・・

「いらっしゃいませ。柏木さん、お久しぶりです。ご来店ありがとうございます。
お元気でしたか?」
修もまた懐かしむように紫苑を見つめ、薄くなった表情をもとに戻し、
ぺこりと頭を下げた。
「紫苑さんもお元気そうで。梓さんにいいようにこき使われてませんか?
この人、けっこう人使い荒いから」
笑いを誘って見せた修の笑顔。でもどことなく寂しそうだと、私の目には映る。
紫苑と彼が笑いあっている間にビールをグラスに注ぎ、修の前に置いた。
「駆けつけ一杯、これは私のおごり」
やった、と小さく叫んでからビールを一口二口飲んだ修に、
私はストレートに切り込んだ。
「久しぶりに会って早々にこんな事言うのもなんだけど・・なにかあったの?」
修だけじゃなく紫苑も驚いた顔で私に視線を向けた。
当の本人は観念したのか、笑いの中にため息を混じらせながら顎を上げた。
「さすがアネゴ、参りました!実は女房に浮気されちゃいました!アハハ!」
彼の告白は、正直想像していない内容だった。
お元気でしたか?」
修もまた懐かしむように紫苑を見つめ、薄くなった表情をもとに戻し、
ぺこりと頭を下げた。
「紫苑さんもお元気そうで。梓さんにいいようにこき使われてませんか?
この人、けっこう人使い荒いから」
笑いを誘って見せた修の笑顔。でもどことなく寂しそうだと、私の目には映る。
紫苑と彼が笑いあっている間にビールをグラスに注ぎ、修の前に置いた。
「駆けつけ一杯、これは私のおごり」
やった、と小さく叫んでからビールを一口二口飲んだ修に、
私はストレートに切り込んだ。
「久しぶりに会って早々にこんな事言うのもなんだけど・・なにかあったの?」
修だけじゃなく紫苑も驚いた顔で私に視線を向けた。
当の本人は観念したのか、笑いの中にため息を混じらせながら顎を上げた。
「さすがアネゴ、参りました!実は女房に浮気されちゃいました!アハハ!」
彼の告白は、正直想像していない内容だった。

