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BAR・エロスは今も・・
第5章 美紅 マッチングは突然に
その男は、美紅のはす向かいに座っていた。
そこに人がいたこと自体、気づかなかった。いつの間に、というのが率直な感想だ。
見た目は、自分と同い年くらいかもう少し上で、顔つきはかなり良い。
目鼻立ちがはっきりしていて、巷で人気の俳優に似ている。
ハッキリ言って、期待以上だ。
あんないいオトコがこういう店に来て相手を見つけようだなんて。
もしかしたら何かしらの欠陥があるのだろうか。
例えば女性経験が少ないだとか、いいオトコなのを鼻にかけて、逆に女にモテないとか・・
「どうです?交渉。彼ではだめですか?」
耳元で聞こえた紫苑の声に我に返る。改めて男に目を向けると、
さわやかな笑みが返ってきた。
「別に心配するような人じゃないですよ。謙虚で、おっとりとした穏やかな人です」
えっ!とまたまた小さく叫んだ。
私の悪い想像をまるで読んだかのような言葉。
本当に驚かされてばかりのバーテン・紫苑を、信じて乗っかってみようと心を決めた。
そこに人がいたこと自体、気づかなかった。いつの間に、というのが率直な感想だ。
見た目は、自分と同い年くらいかもう少し上で、顔つきはかなり良い。
目鼻立ちがはっきりしていて、巷で人気の俳優に似ている。
ハッキリ言って、期待以上だ。
あんないいオトコがこういう店に来て相手を見つけようだなんて。
もしかしたら何かしらの欠陥があるのだろうか。
例えば女性経験が少ないだとか、いいオトコなのを鼻にかけて、逆に女にモテないとか・・
「どうです?交渉。彼ではだめですか?」
耳元で聞こえた紫苑の声に我に返る。改めて男に目を向けると、
さわやかな笑みが返ってきた。
「別に心配するような人じゃないですよ。謙虚で、おっとりとした穏やかな人です」
えっ!とまたまた小さく叫んだ。
私の悪い想像をまるで読んだかのような言葉。
本当に驚かされてばかりのバーテン・紫苑を、信じて乗っかってみようと心を決めた。