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第3章 中学１年生

２年生の先輩の発案だった。

｢白ブリーフ強要は終わらせよう。１年生の男子もトランクスを履いて良いことにしよう｣

先輩からの大義名分、１年生の男子の間でトランクスや柄パンという下着が流行りだした。

　女子は少し違った

｢スカートの下にブルマーなんか履くのは学校の規則だから男子みたいに解禁はできません。でもスカートの下にブルマーは夏場は暑いです。それと大人の女性としてブルマーを卒業しないと駄目です｣

　男子の間では｢女子で誰が一番カワイイ？｣｢伊藤さんだろ？伊藤沙耶香｣｢俺さ。伊藤さんでセンズリしたことあるぞ｣｢センズリって何？｣というような思春期のエロ話を男子は展開する。

　女子の間ではアイドルの話、ファッションの話がメインだが、やはり｢同級生の男子は幼稚すぎて話にならない。三年生の先輩は大人っぽくて素敵｣｢生理の時に何処のメーカーのナプキンが一番漏れないかな？｣という話の他に、自分の話も混じっていたと後に他の女子から聞いた。

　中学一年の女子でも、活発な女子、にぎやかなな女子、落ち着いた女子、グループからはみ出す仲間はずれの女子など班が分かれてきた。当然ながらスケベな女子グループの居る。

　プールの授業が始まってから、有り得ない事にクラスのスケベ女子だけの３人組が一斉に具合が悪いと体育の授業を見学した。

　彼女達は、体育の授業が終わると教室に戻らずに、男子が水泳の授業をした後にプールサイドで着替えるのを覗き見を企んでいた。

　男子達も、自分達が女子の着替えを覗く事があっても、自分達が女子から覗かれているという危機感は一切持ち合わせていない。

　２クラスの男子は、校舎や周囲から絶対に見えない目隠しのあるフェンスに集まり、次もクラスの生徒や女子が周囲に居ない事を確認すると殆どの生徒が、濡れた競泳水着を隠さずに脱いでいく。

　自分は剥けていたし陰毛も生え始めていた。

　他の男子は、カッコイイと女子から一番の評判あがるイケメン男子ですら包茎で朝顔みたいな小さな逸物と、かわいらしい毛も生えていない股間を必死に手で隠していた。

　小学校の時に、女の子になるたいとか思って居た自分だったが、此処で大人のちん○を堂々と見せつける事で、クラスメート隣のクラスの男子からは一目置かれる。

　あの時は恥ずかしかったけど入れ墨のオッサンと沙樹には感謝だ。