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昭和63年の夏休み(当時、中学2年生のCFNM体験)
第2章 小学校6年生の夏休み(伊藤家編)
ー その日の夜 ー

 自分と沙耶香、そして沙樹は部屋から出てホテルのロビーのソファに座っていた。

 小学校6年生で、自慰行為も知らず、ましてちん○は小便をするだけの道具程度の認識のガキには、あまりにもショッキングな行為が目の前で始まってしまったので部屋から逃げ出した。

 伊藤のオバサンと入れ墨のオッサンは、温泉街から20分くらいの麓の街に呑みに行ったついでにホテルに寄ると行って出かけた。

 部屋でいきなり、高校生カップルが行為を始めてしまう。

 中学生の沙樹は、自分に「女の喜ばせかたを教えてあげるよ」と冗談ぽく言うと、沙耶香が自分の手を引っ張って「あー。こんな家は嫌」と叫んで沙樹から引き離した。

 部屋を出る際に、自分は振り返ると高校生カップルは服を脱がずに着衣プレーをしていた。

 ある意味、トラウマ的な衝撃。

 昨日の夜まで、自分は漫画やアニメ、鉄道の模型が趣味で翌朝になると、この変態な家族に連れ出されて大人の世界を味わう羽目になる。

 廊下の脇にあるエレベーターホールで、エレベーターが上がってくるのを沙樹と一緒に待つ。

 不機嫌そうな沙樹は

「悪かったよ。もう沙耶香の男に手は出さないよ」

 沙耶香は

「そういう話じゃない。なんで沙樹姉ェは伊藤家の変態の血筋に疑問を持たないの?」

 沙樹は

「あのさ。確かにアタシは小学校6年。まぁ今の沙耶香や彼の年齢でセックスをしたよ。でもさ。あれは仕方なかったよ」

 呆れた顔で沙耶香は

「憧れていた男性アイドルユニットのバックダンサーの先輩って奴でしょ?」

「うー。バックダンサーでもさ。大好きな薬師寺くんと接点があるからさ。しかもウチの中学からデニーズ事務所のバックダンサーってだけでも将来的に青田刈りって可能性もさ」

「はぁ。最低。薬師寺ファンに刺されて死んじゃえ」

「あ?実の姉に死ねだと?」

「まだ、自分が努力して沙樹姉ェがアイドルになって、薬師寺くんに近づくなら許せるけど。バックダンサーに身体を許して、近づこうとする根性が気に入らないわよ」

「はぁーん。沙耶香。もしかして嫉妬?」

「なにそれ」

沙耶香は自分を睨む。

エレベーターの中でビンタが炸裂した。





 
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