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大人が寝る前に読む物語
第1章 赤ずきん
アレフside


窓枠の下の壁にはアレフが吐き出した欲が大量にへばりついている

終わったと思ったら、また始まった交合いに
また目が離せなくなったアレフは結局2度目も最後まで見てしまっていた

そして、また同時に果てを迎えてしまったことに
その顔には悔しさが滲む


俺は何をしている…

なのにそこから目掛けて離せない自分に苛立ちが沸き起こる


2度目の交合いを終え、ようやく身体を離した2人

寄り添うようにどこかへ消えていった2人の姿を目で追い、
自身の猛りも治まったことを確かめる


その後、水音が響いてきたことから風呂に入っているのだろうと
ボーッと考えながら動けずにいた


俺は人間として生きるため、
人間の女と最初に交合うと決めた

20歳の満月の夜
それを成すことを決めていたのに相手が見つかっていない

想いを寄せる子はいるが、近づく事さえ出来ないでいた

あんな風にあの子と交合う事が出来たなら…

今日、あの子のところに行ってみようか…
そして告白してみようか…


そのためには、プレゼントが必要か?
何を送ったら喜ぶだろうか…


そんな事をあれこれと考えていると…


「じゃ…ルシア…気をつけてね」

「うん…君も気をつけて行くんだよ…」

「分かっているわ…今日はおばぁちゃんの家に泊まるから安心して」

「明日の夕方、仕事が終わったら会いに行くよ」


そんな会話が聞こえてきた

今、動くことは出来ない。
俺の存在がバレたら覗いていたことも気づかれる

「うん…待ってる」

「愛しているよ…あぁ離れたくないな」

「ルシア私もよ…」

「さぁ…見送りたいから先に行っておくれ…」

なかなか離れようとしない2人に苛立ちが募る

「ルシア…もう一度キツく抱きしめて」

「愛しい赤ずきん…
2人の子供がここに宿っているかもしれないから走ったらダメだよ」

「気が早いわ…ルシアったら」

「早いことなんかないよ…今日の交合いできっと出来ているよ」

「うん…そうだったらいいな…」

「大丈夫…君の奥にしっかりと送り込んだんだ…」

「もう…ルシアったら…」

「あぁ…早く結婚して毎日君を抱きたいよ…」

「ルシア……私もよ」

「早く君をまた抱きたい…愛してるよ…赤ずきん…」

アレフの目がカッと見開いた

あ……赤ずきん…?
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