この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
大人が寝る前に読む物語
第1章 赤ずきん
アレフside
足早に森へと向かう赤ずきんの後姿を追いながら
苦々しく奥歯を噛み締める…
まさか、あの男と交合っていたのがよりにもよって
思いを寄せていた赤ずきんだったとは…
赤い頭巾に赤いマント…
小さな体にあどけない顔立ちからは想像も出来ない胸の膨らみ
そして
交合う時の乱れ方…あの声
さっきまでの乱れた姿など今の赤ずきんからは想像出来ない
先回りをして、赤ずきんを待ち伏せる。
偶然を装い、道に出ると、
「あ…アレフさん、こんにちは」
「あ…あぁ赤ずきん…どこかへ行くのかい?」
「えぇ…おばぁちゃんの家に」
大きなくりくりとした瞳
真っ赤な唇は微笑みを絶やさない
「森は危険だから…おばぁちゃんの家まで送って行ってあげようか?」
「そんな…申し訳ないわ…」
「気にしないで…どうせ俺も森に行く用事があるから」
「そうなの?」
「あぁ…まぁ用事は夕方からだが早く行くに越したことはない」
「それなら御一緒しましょう」
赤ずきんと並んで歩けることが嬉しかった
やはり可愛らしいな
この子と…交合いたい
人間として生きる理由を
この子と生きるため…としたらいけないだろうか?
ポツポツ…
「雨だわ…」
「赤ずきん…少し走れるか?」
少し躊躇う赤ずきんの顔を覗き込む
「もしかしたら…お腹に赤ちゃんが宿っているかもしれないから…」
頭に主石が落ちてきたような衝撃が走る…
「赤ずきんはまだ結婚していないだろ?どうしてそんな事に?」
「……将来を約束している人はいるわ…」
「約束をしていても結婚をする前にそんな事をする男は許せないな」
「…でも…私達は…」
「愛し合ってる…なんて事を言うつもりかい?」
「……ッ」
「そんな甘い言葉を囁いて女と交合いたいだけの男なんて山ほどいるぞ」
「彼はそんな人じゃない」
「…ごめん…悪かった…とにかくあの小屋まで行こう」
つかんだその手を振り払われる…
「やっぱり1人で行くわ」
「こんな雨の中を歩くと言うのかい?」
「えぇ…」
少し拗ねたような顔で俯く赤ずきん
どうやら先程のやり取りで俺は赤ずきんを怒らせてしまったようだ
「……ごめん…俺が帰るよ…赤ずきんはそこで雨宿りをしておくれ」
無理やりに掴んだ腕を引っ張り小屋まで連れてくると
その身体を押し込んだ
足早に森へと向かう赤ずきんの後姿を追いながら
苦々しく奥歯を噛み締める…
まさか、あの男と交合っていたのがよりにもよって
思いを寄せていた赤ずきんだったとは…
赤い頭巾に赤いマント…
小さな体にあどけない顔立ちからは想像も出来ない胸の膨らみ
そして
交合う時の乱れ方…あの声
さっきまでの乱れた姿など今の赤ずきんからは想像出来ない
先回りをして、赤ずきんを待ち伏せる。
偶然を装い、道に出ると、
「あ…アレフさん、こんにちは」
「あ…あぁ赤ずきん…どこかへ行くのかい?」
「えぇ…おばぁちゃんの家に」
大きなくりくりとした瞳
真っ赤な唇は微笑みを絶やさない
「森は危険だから…おばぁちゃんの家まで送って行ってあげようか?」
「そんな…申し訳ないわ…」
「気にしないで…どうせ俺も森に行く用事があるから」
「そうなの?」
「あぁ…まぁ用事は夕方からだが早く行くに越したことはない」
「それなら御一緒しましょう」
赤ずきんと並んで歩けることが嬉しかった
やはり可愛らしいな
この子と…交合いたい
人間として生きる理由を
この子と生きるため…としたらいけないだろうか?
ポツポツ…
「雨だわ…」
「赤ずきん…少し走れるか?」
少し躊躇う赤ずきんの顔を覗き込む
「もしかしたら…お腹に赤ちゃんが宿っているかもしれないから…」
頭に主石が落ちてきたような衝撃が走る…
「赤ずきんはまだ結婚していないだろ?どうしてそんな事に?」
「……将来を約束している人はいるわ…」
「約束をしていても結婚をする前にそんな事をする男は許せないな」
「…でも…私達は…」
「愛し合ってる…なんて事を言うつもりかい?」
「……ッ」
「そんな甘い言葉を囁いて女と交合いたいだけの男なんて山ほどいるぞ」
「彼はそんな人じゃない」
「…ごめん…悪かった…とにかくあの小屋まで行こう」
つかんだその手を振り払われる…
「やっぱり1人で行くわ」
「こんな雨の中を歩くと言うのかい?」
「えぇ…」
少し拗ねたような顔で俯く赤ずきん
どうやら先程のやり取りで俺は赤ずきんを怒らせてしまったようだ
「……ごめん…俺が帰るよ…赤ずきんはそこで雨宿りをしておくれ」
無理やりに掴んだ腕を引っ張り小屋まで連れてくると
その身体を押し込んだ