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大人が寝る前に読む物語
第1章 赤ずきん
赤ずきんside

着いた…
辺りはすっかり暗くなってしまった…

トントン……

「おばあちゃん…私よ…赤ずきん」

「あぁ…お入り」

随分と酷い声だわ
そんなに風邪が酷いのかしら


ベットに横たわるおばあちゃん…

ん……?
なんだか様子がおかしい…

え……?
布団からはみ出す身体が…


「おばぁさんの耳はどうしてそんなに大きいの?」

【お前の喘ぎ声を良く聞くためだよ】

「おばぁさんの目はどうしてそんなにギラついてるの?」

【お前の全てを早く見たいからだよ】

「おばぁさんの舌はどうしてそんなに長いの?」

「お前のアソコを隈無く舐め回すためだよ」


ゴクリ…
大袈裟な音を立てて飲み込まれた唾は飲んでも飲んでも溢れてくる


冷や汗が背筋を這い、震える足には力が入らない


そんな中、ゆっくりと起き上がったオオカミは
鍛え上げられた身体を惜しげも無く晒し、
そっとベットから降りた


ぶら下がる陰茎は力無くダラリとぶら下がっているが、
見たことも無い程に大きい


こ…これは…

赤ずきんはルシアを思い出す…
将来を誓いあった晩…

私達は結ばれた…
その契りを交わした日から何度かルシアとは身体を重ねている

でも
目の前のソレはルシアのそれとは似ても似つかない


まだ興奮を覚えていないソレは赤ずきんが怯える程の大きさだ

こ、これが興奮して勃ち上がってしまったら…

恐怖を覚え
一歩…また一歩と後ずさる

しかし、出口にはまだ遠いのに走り出すことさえも出来ない


満月なんかに出歩いたから…


ごめんなさい…お母さん
ごめんなさい…ルシア


私はこのオオカミ男に…

食い殺される
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