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大人が寝る前に読む物語
第1章 赤ずきん
アレフside

日が沈み──
漆黒の夜に浮かぶ月が太陽の代わりに闇夜を支配する

満月の夜にだけ現す本来の姿

野生の本能が娘を欲する
かろうじて残っていた人間の理性で抑えた欲望が意味等成さない


ベットから起き上がり、
じわりじわりと近付いていく

恐怖に怯えた顔からは血の気が引き、
強ばった足では逃げる事さえも出来ないだろう


「いや…こ…来ない…でぇ」

震える声で必死に訴える
愛しい赤ずきん


捉えた赤ずきんの衣服を乱暴に剥いでいく…

恐怖に震える身体…
せめてこの爪で傷を付けないようだけはしてやろう

白い肌
丸く豊かな乳房
赤く色付いた控えめな乳首
薄い恥毛も好みの量だ

先程、舐め回した乳首の味はまだ確かに覚えがある──

結わえてある金色に輝く髪を解けば
白い肌にふわりとかかり、美しい


完璧だ──
ほんとうに美しい

なのに一つだけ気に食わない


乳房に点々と散らばる痣……
そこだけが何と醜いことか

奥歯を噛み締め、怒りをため息と共に吐き出す

まぁいい…
夜は長い…

今宵は俺のものだ
赤ずきん

抱き上げてベットに連れていく

「あまり固くなるな……」

「…た…食べるの…?」

「あぁ……ある意味そうだな…じっくり味わい尽くすさ」

「ひゃ──…」


先程は中途半端にしか味わえなかった乳房に食らいついた…
気に食わない痣なんぞ残しやがって…

しかし、この柔らかさ…弾力…
吸い付くようなしっとりとした肌

男を狂わす───

もうこんなに乳首を尖らせて
吸われる度に腰を震わす様は男を知っているからだと思うと癪に障る

あんなに恐怖に震えていた身体は
乳房への愛撫だけで快楽に身を開き始めている

両方の乳首を丹念に舐り、時折赤子のように吸い付いてやる

「あぁ……」

感嘆の声が漏れ始めた

あどけなさが残る顔は朱色に染まり、
潤んだ大きな瞳と半開きの赤い唇はゾクリとする程に艶めかしい

吸い込まれるように赤い唇をふさいだ

長い舌で赤ずきんの歯列をなぞり、
口内を舐め回したあと、舌を絡め取る

大量の唾液を流し込めば、ゴクリと喉を鳴らして飲み込む赤ずきん

口端から零れた唾液を舐め取り、
また舌を絡め合う

両方の乳房を揉みしだきながら
長い長い口付けが続いた


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