この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
大人が寝る前に読む物語
第2章 かぐや姫
・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚・*:..。o○☼*゚

しばらくすると傷みが凪いでくる

ふぅ─っと長い息を吐き
娘に目をやる


雑作ない着物を身につけてはいるが
やはり美しい

雑に捲り上げられた裾から見える艶かしい白い肢体

結い上げた髪の後れ毛がかかる項

伏せられた瞳を覆う睫毛の長さ

朱色に唇


彼女の全てが美しかった


目線に気がついたのか彼女と目が合う


「…どうかしたか?」

「いや……お陰で傷みが和らいだ」

「そうか……良かった」

そう言って緩く微笑むその笑顔に射抜かれた

完全に……落ちてしまった


「本当に助かった…かたじけない」

「気にするな…」

「礼をせねばな…」

「そんなものは要らぬ」

「そうはいかん……また会えぬか?」

「要らん…」

「…それでは気が済まぬ…また逢うてはくれぬか?」

しばし沈黙が続き、耐えきれずに口を開きかけた
その時──

「……3日後…またここに来る」

「承知した……3日後だな」

思いのほか声がうわずってしまった


「名を……」


鋭い視線にそれ以上の言葉を噤むしかなく、
ただただ…その美しさにまた見惚れる






/81ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ