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第2章 かぐや姫

白い頬を朱色に染め、潤んだ瞳で見つめてくる

紅い唇が半開きになり、だらしなくこぼれ落ちる
唾液にさえも欲情してしまう

早い抽挿に上へとズレる身体を引き戻し、
奥へ奥へと猛りを突き刺す


「あぁ──イクｯｯ…あん…」

かぐやの果てが近いのはナカが知らしめてくれる

先程までよりも入口を強く締め付けて
ナカがヒクヒクと痙攣してくる

強く奥を突き上げながら
花芽を擦り、果てわ促す


「くっ……出る……ｯｯ」

その果てに私も引きづられる

この扱きに耐えられる男など…
いるものか



「かぐや……よく帰ってきた…」

ようやく実感が湧き、その細い身体を抱きしめた

「会いたくて…会いたくて…」

そう涙ながらに縋りながら訴えるかぐやが愛おしい


「私も会いたくて苦しかったぞ…」

身体に隙間などない程に抱きしめ合う


久しぶりに抱き合った身体は
熱を帯びたまま、なかなかに冷めてはくれない


未だナカに収まったまま萎んだ猛りが
今にも抜け出そうになった時…

キュッと締め付けて先端を無数の襞が包み込んだ

「…うっ…」

一瞬、襲われた快楽に腰を突き出せば
あっという間にうねる襞に包まれ硬さを取り戻す

「あぁ───ん…また硬く……あぁ」

無意識なのが厄介だが、翻弄されるのも悪くない


この悪魔的な快楽を与えてくる蜜壷は
もう私だけのもの…


何度だって時間が許す限り愛し合おう


──
────
───────


すっかり日が暮れてしまった。

馬の背に揺られ、ゆっくりと語らいながら
家路へとつく

身八つ口から手を差し入れて乳房を揉んでいると
馬の動きに合わせて乳房が揺れる

「かぐやの乳は柔いな……」

「もう…本当に帝は助平です…」

「私が助平でなくなっても良いのか？」

「…それは…」

「もう硬くならなくても良いのか？」

「…ダメです…それはダメ…」

「私は柔いのが好き…そなたは硬いのが好きか…ハハハ」

「もう……」

「そう怒るな…また今宵も硬いのをくれてやるから…」

そんな卑猥な軽口でさえも楽しくて何度も啄むような
口付けを交わしていた




屋敷について我が子をこの腕に抱いた

小さくて柔らかくて
なんて可愛らしい

「父であるぞ…はじめまして」


私はこれから3男6女の父となるのだが、
この時の感動は忘れられない