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大人が寝る前に読む物語
第2章 かぐや姫
この瞬間は何にも変え難い快感だ


かぐやのナカを知ってしまったとはいえ
清花のナカとて悪いものでは決してない

相変わらず狭いナカは久しぶりに男根を迎え
キュウキュゥと締め付けてくる

「痛くはないか…清花…くっ」

「はぁ…あん…あぁん…いい……悦いです…」

浮いてきた腰を押さえつけ、執拗にそこを突いた

「あぁ──いけません…そこは…はぁぁぁ……」

「ここがいいんだろ……ちゃんと覚えておる…」

昂る射精感…
かぐやならば何とか押さえ込み、もう少し…と踏ん張るところだが


「清花…出すぞ……くっ…うっ…」




事を終え
着物を纏い横になる

私の胸にそっと頭を預け、甘えてくる清花

その身体を抱き寄せ、労をねぎらうように身体を撫でる

「ゆっくり休め…」

「はい……次は…」

そう言った先の言葉を躊躇う

「またすぐに来る…案ずるな」

ホッとした顔を見せ、また甘えるようにしてくる

「お待ち申し上げております…」


清花の部屋を後にする


随分と淡白な交合いであった…
清花が悪いわけでは決してないのだが…

性欲はすっきりしたはずなのに
何かが虚しい…


かぐやの事が頭に浮かぶ…
この何とも言えない感情は

かぐやへの罪悪感なのか…
清花への背徳感なのか…


吐き出した性欲とは裏腹に
すっきりしない気持ちを胸に押し込め
その場を去った

これも務めと割り切って…
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