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大人が寝る前に読む物語
第1章 赤ずきん
アレフside
満ちる月の影響で身体が熱を持つ
今日は満月──
未だコントロールが出来ない身体は
満月を挟んだ3日間だけオオカミへと化身する
太陽が登りきったこの時間
姿かたちこそ人間だが、
耳は研ぎ澄まされ
目はギラつき
鼻は異常に利いていた
なんなんだ……
まだ朝だと言うのに…
嗅覚に触れるメスの放つ隠微な香り…
誘われるように
その香りを辿る
森の中の炭焼小屋
その香りは、その隣の家から強く香る
そして嫌でも響いてくる女の嬌声
まさか…
こんな朝から
いや…
間違いない
この中で男と女が交合(まぐわ)っている
その匂いに身体が痺れた
カーテンの隙間から覗くと溢れ日に照らされた揺らめく男女の姿が見えた
恍惚の表情で女を組み敷く男は、まだ若く
年の頃は俺とさほど変わらないだろう
女に覆い被さるように腰を振り続ける男が恨めしく思えた
揺すぶられながら女の嬌声は切なくも響き
隠微な香りが増してくる
ゴクリ…と大袈裟に唾を飲み込んだ
まだ経験のないアレフは男と女の交合いをはじめて目にするからだ。
もちろん年頃の男子ゆえに知識だけは豊富!
妄想を繰り返しながら実践に備えオナニーで毎夜、鍛えている
月のエネルギーが満ちる満月の夜は特に性欲が強くなり
女を襲ってしまう同種族の男を知っている
俺はそんな風にはなりたくない
そう思っていたのに…
今、このタイミングで男女の交合いを目にしてしまうとは……
滾る血が一点に集中し、はち切れんばかりに膨らむ…
オオカミ男のペニスは大きいため、服の中に押し込められた状態では苦しい
動物の本能が強くなる満月の今日は
嗅覚も聴覚も鋭くなっているため女の声も匂いも
まるで目の前にあるかの如くアレフには感じられていた
その場から離れたいのに
交合う男女から目が離せない
その時……
女に覆い被さっていた男が身体を離し女の身体を抱き起こした
対面座位で交合う男女
女の姿が見えるようになって更に目が釘付けになる
暗がりの中でも分かる、その白い肌…
細い手足が男に絡まり上下に身体を揺すられる
男女が微笑みあい、口付けを交わした…
そして男の口が女の乳房に……
弓なりに仰け反らせた背を支えるように伸びた男の腕。
突き出された乳房に吸い付き、舐め回す男
満ちる月の影響で身体が熱を持つ
今日は満月──
未だコントロールが出来ない身体は
満月を挟んだ3日間だけオオカミへと化身する
太陽が登りきったこの時間
姿かたちこそ人間だが、
耳は研ぎ澄まされ
目はギラつき
鼻は異常に利いていた
なんなんだ……
まだ朝だと言うのに…
嗅覚に触れるメスの放つ隠微な香り…
誘われるように
その香りを辿る
森の中の炭焼小屋
その香りは、その隣の家から強く香る
そして嫌でも響いてくる女の嬌声
まさか…
こんな朝から
いや…
間違いない
この中で男と女が交合(まぐわ)っている
その匂いに身体が痺れた
カーテンの隙間から覗くと溢れ日に照らされた揺らめく男女の姿が見えた
恍惚の表情で女を組み敷く男は、まだ若く
年の頃は俺とさほど変わらないだろう
女に覆い被さるように腰を振り続ける男が恨めしく思えた
揺すぶられながら女の嬌声は切なくも響き
隠微な香りが増してくる
ゴクリ…と大袈裟に唾を飲み込んだ
まだ経験のないアレフは男と女の交合いをはじめて目にするからだ。
もちろん年頃の男子ゆえに知識だけは豊富!
妄想を繰り返しながら実践に備えオナニーで毎夜、鍛えている
月のエネルギーが満ちる満月の夜は特に性欲が強くなり
女を襲ってしまう同種族の男を知っている
俺はそんな風にはなりたくない
そう思っていたのに…
今、このタイミングで男女の交合いを目にしてしまうとは……
滾る血が一点に集中し、はち切れんばかりに膨らむ…
オオカミ男のペニスは大きいため、服の中に押し込められた状態では苦しい
動物の本能が強くなる満月の今日は
嗅覚も聴覚も鋭くなっているため女の声も匂いも
まるで目の前にあるかの如くアレフには感じられていた
その場から離れたいのに
交合う男女から目が離せない
その時……
女に覆い被さっていた男が身体を離し女の身体を抱き起こした
対面座位で交合う男女
女の姿が見えるようになって更に目が釘付けになる
暗がりの中でも分かる、その白い肌…
細い手足が男に絡まり上下に身体を揺すられる
男女が微笑みあい、口付けを交わした…
そして男の口が女の乳房に……
弓なりに仰け反らせた背を支えるように伸びた男の腕。
突き出された乳房に吸い付き、舐め回す男