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第5章 モエとのエロエッチ＆英語の１週間へ

でもまあ、ここは僕に都合のいいお気楽設定のヴァーチャル世界だと思うから、そういうハーレム設定もアリだなと思う。
とにかく、すべてが僕に都合のいいように変化していく。まるでゲームをやっているようだ。
課題をクリヤしていくと、ご褒美が与えられる。その課題が、僕のリアルの人生の過去、中学時代の心残りの数々というから、クリヤできた時の気持ちはじつに爽快、痛快だ。長年、心に引っかかっていたことや、トラウマになっていたことが、解決されるんだからな。

えーと、今のところ、解決あるいは解決に向かっていることは…
　１　超絶美少女モエへのエロい思い
　２　いじめをしていた不良男子４名のこと
　３　中２で挫折し苦手になっていた英語
　４　同じクラスの女子たちへのエロい思い
　５　おやじの出世、生活環境の改良
まあ、５は、ついでだ。

しかし、あの４人に殴る蹴るされたときは、マジ死ぬかと思った。（いや、もう死んでるけど）
ヴァーチャルのくせに、痛い痛い。本当にここはヴァーチャルか？と疑ったくらいだ。
僕がこの世界をヴァーチャルだと決めつける理由は、お気楽な都合のいい展開のほかに、いまの天気や気候のことがある。
今日は、４月12日水曜日だ。僕も、クラスメートも、みんな夏の体操着の姿である。半袖体操着と短パン。それなのに、まったく寒くない。僕が死ぬ直前はかなり温暖化していたが、それでも４月中旬は涼しかった。ましてやン十年前の気候、肌寒いはずだが、まるで５月か６月くらいの気候だ。
そして、天気。というか、空。晴れているのか曇っているのか、よく分からない。なんだかベールに包まれているような空だ。一番決定的なのは、空に太陽が無いことだ。雲も見えない。

以上の天気、気候のおかしなことから、この世界は天の声さんが作り出したヴァーチャル世界だと、僕は思っている。
おかげで、半袖体操着姿の中学生女子たちのカラダのラインが浮き上がったようすを、ぞんぶんに楽しめている。エロい思いを抱いていた女子と、エッチできている。
いやあ、ほんと心残りがほとんど消えている。もう、このまま成仏してもいい。