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スカーレットオーク3
第11章 12 ディナー
席に着くとオーナーの和夫がやってきた。
「ようこそ。ゆっくりどうぞ」
「ありがとうございます」
和夫は直樹がこうして人を連れて来ることが嬉しくて機嫌よく挨拶をし、料理の説明をした。
そしてビュッフェスタイルなので各々料理を取りに行った。
「兄さんもいっぱい食べてよ」
「おう。ここの飯もまたうまいからなあ。しかし気に入られてるな」
楕円のテーブルに対角に座っている柚香がちらちら直樹を盗み見る。
伊藤啓太と前野浩二は世代差があるが気が合うらしく、仲良く仕事について話しながら料理に舌鼓を打っていた。
「美味しい」
「うまいっすねえ」
「そろそろピアノ演奏が始まるよ」
「へー。演奏聴きながら食事ができるんですかあ」
タキシード姿の沢田がやってきた。青白いライトが長身で細身の沢田を繊細で優美な雰囲気に映しだす。
直樹が頼んでおいた甘いムード音楽が流れだす。
柚香が食事の手を止めて演奏を聴き始めた。
好感触のようだ。
颯介が直樹に耳打ちをする。
「沢田君を席に呼べるか?」
「うん。食事が終わる頃には」
「ようこそ。ゆっくりどうぞ」
「ありがとうございます」
和夫は直樹がこうして人を連れて来ることが嬉しくて機嫌よく挨拶をし、料理の説明をした。
そしてビュッフェスタイルなので各々料理を取りに行った。
「兄さんもいっぱい食べてよ」
「おう。ここの飯もまたうまいからなあ。しかし気に入られてるな」
楕円のテーブルに対角に座っている柚香がちらちら直樹を盗み見る。
伊藤啓太と前野浩二は世代差があるが気が合うらしく、仲良く仕事について話しながら料理に舌鼓を打っていた。
「美味しい」
「うまいっすねえ」
「そろそろピアノ演奏が始まるよ」
「へー。演奏聴きながら食事ができるんですかあ」
タキシード姿の沢田がやってきた。青白いライトが長身で細身の沢田を繊細で優美な雰囲気に映しだす。
直樹が頼んでおいた甘いムード音楽が流れだす。
柚香が食事の手を止めて演奏を聴き始めた。
好感触のようだ。
颯介が直樹に耳打ちをする。
「沢田君を席に呼べるか?」
「うん。食事が終わる頃には」