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穢れ
第1章 穢れ

「修学旅行、どこに行くの?」
塩素の匂いがする先生に、尋ねる。
「京都だよ」と、先生が答える。
「もちろん引率…するだよね、先生、泊まりで」
先生がわたしをジッと疑うように見つめた。
「なんで?」
わたしの男。
狂った、穢れた、わたしの男。
「べつに、聞いただけ」
先生のスマホには“小学生 妊娠”とか“自宅 出産”とか、そういうワードが溢れてる。
そこに今日、“マンション 監禁 やり方”が、追加された。
先生はまともな両親に育てられて、
順風満帆に学生生活を送って、
青春はスポーツに打ち込んで、
教師になって、生徒に慕われて。
それから…
それから…小学生のわたしを、妊娠させた。
松下先生に犯されたトラウマを誰にも話せずにいた先生。
先生はいつから狂っていたんだろう。
穢れてるのは、わたしと先生、どっちなんだろう。
塩素の匂いがする先生に、尋ねる。
「京都だよ」と、先生が答える。
「もちろん引率…するだよね、先生、泊まりで」
先生がわたしをジッと疑うように見つめた。
「なんで?」
わたしの男。
狂った、穢れた、わたしの男。
「べつに、聞いただけ」
先生のスマホには“小学生 妊娠”とか“自宅 出産”とか、そういうワードが溢れてる。
そこに今日、“マンション 監禁 やり方”が、追加された。
先生はまともな両親に育てられて、
順風満帆に学生生活を送って、
青春はスポーツに打ち込んで、
教師になって、生徒に慕われて。
それから…
それから…小学生のわたしを、妊娠させた。
松下先生に犯されたトラウマを誰にも話せずにいた先生。
先生はいつから狂っていたんだろう。
穢れてるのは、わたしと先生、どっちなんだろう。

