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S級有害図書
第9章 「霞萌の場合」
 それから三ヶ月が過ぎた。ストリップ小屋の看板には、泣きながら脱いでいく少女の絵が描かれ、今日も客が押し寄せている。都内でも指折りの人気ストリッパーになった夜泣姫は、ステージ上で泣きながら肌を晒す。それが男達を癒し、名を売っていったのだ。真由美と麗子からは早々に客が離れ、引退。木崎も組同士の抗争に巻き込まれ、銃殺されたらしい。俺は相変わらずの日々を送っている。

「ここだろ。評判の夜泣姫のいる劇場は?」
 田舎の高校を卒業した僕は、噂の夜泣姫の舞台を観るために初めて上京した。小屋に入って数人の踊り子が、裸を見せては去っていく。大トリの踊り子がステージに現れると、一際大きな歓声に客席が湧いた。艶やかな花魁の身なりでステージに立つ夜泣姫。可愛らしい少女の薄化粧が、彼女を一層美しく見せている。琴の音に乗せて日舞のように美しく舞い踊り、一枚、また一枚と脱いでいく姫。腰紐を解くと、背を向けた姫の襦袢が肌けて可愛いお尻が半分見える。襦袢の袖で胸を覆い、ゆっくりと振り返る姫。まるで歌舞伎のように常連の客が声を掛ける。
「よっ、夜泣姫っ!」
姫の瞳から涙がこぼれ落ち、胸元の袖を降ろしてゆっくりと胸を晒していく。スローモーションのように僕の前に晒されていく形のいい小さなおっぱい。清らかな薄い桃色の乳首がこれ以上なく可愛らしい。涙を流して恥じらう姫がいじらしく、抱きしめたくなる衝動に駆られる。男達の視線を一身に浴びた可愛いおっぱいが、やがて姫自身の細い手によって慰められ、乳首が指で転がされる。
「・・・あっ・・・」
姫の吐息が溢れ、僕の股間が膨れ上がる。まるで踊るように艶めかしく、小さなおっぱいを慰める姫の吐息が熱くなっていく。
「・・・あっ・・・ああ・・・あんっ」
 自慰行為を続けながらゆっくりと花道を進む姫。可愛く善がるたびに、腰元の襦袢が肌けて、少女の下半身が晒されていく。へそが見え、美しい恥丘が見えてくる。一瞬も目を離すことが出来ない。呼吸をすることも忘れてしまいそうな濃密な空気が僕を支配する。
「・・・あっ・・・あん・・・ああぁんっ」
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