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S級有害図書
第5章 「佐伯優の場合」
 肌けたもう片方の襟元もいつの間にか、濡れた重みでずり落ち、かろうじて私の胸を隠している状態だ。それがついに落ちる。綺麗な肌の背中と両の乳房を覆うものがなくなり、上半身裸を男達の前に惜しげも無く晒しだす。しかも両手を拘束されているため、隠すことも抵抗することも許されない。たくさんの男達に視姦され続けている私の小さな両の胸の突起が上を向き、丸く尖って勃っている。
「・・・恥ずかしい・・・見ないで・・・」
未成熟な乳房の可愛らしさに、男達が唾を飲み込む。千代紙で作られた浴衣は雨に濡れ、ただの透けた紙切れと化している。かろうじて帯が全体の落下を防いでいるが、肌にペッタリと張り付いているため股間の形さえもくっきりと浮かび上がっている。さらに雨は激しさを増し、男達はやがて来るであろう事態に万感の期待を込める。
大勢の男達が作る人垣によって、外からでは中の状況は伺い知ることはできない。その中で二人の少女が裸を晒しているなどと、誰が想像できるだろうか。
 私の帯がついに切れ、下半身を覆う浴衣の残骸が十センチほどずり落ちる。まだ毛の生えていない綺麗な恥丘が半分ほど顔を出す。私はパンティすらも身につけていないのだ。
「いやっ、誰か助けてぇっ」
 私の小さな胸の谷から股間へと滝のように滴る雨の雫によって、ジリジリと落ちていく浴衣の残骸。さらに露わになっていく恥丘。太ももを必死に閉じて浴衣の残骸が落ちるのを止めようとするが、濡れて重くなった残骸は無慈悲にも私を辱めていく。背中側はとうに崩れて、可愛いお尻が丸見えになっている。恥ずかしさに耐える私の乳首はすっかり勃って、その先端を丸く尖らしている。恥丘はもうほとんど男達の前に晒され、来たる陰部への期待を膨らませる。顔を真っ赤に染めて泣きながら、私は男達に懇願する。
「・・・お願いです。見ないで・・・」
そんな恥じらう少女の姿がまた男達の欲望を募らせていく。
「・・・もう可愛いんだから」
いつの間にか私の背後から、手を伸ばしてくる全裸の美和。男達に裸を晒す快感に酔いしれているようだ。
「・・・もう楽になりましょうよ。気持ちいいわよ」
美和が壊れた。正気を失っている美和の指が、私の乳首に触れてくる。
「・・・あっ」
自分の乳首を私の背中に当て、指で私の乳首を弄んでいく。
「美和、やめて・・・いや・・・」
「男達の前で慰められるのが恥ずかしい?」
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